第149回:なぜか過大評価されるMEO(Google地図検索対策)という手法の現状とは?

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 地図検索は無視できない入口だが、特別な裏技を追いかけるテーマではない。
  • 一般の検索結果で上に出るための対策ができている会社は、地図検索でも強くなりやすい。
  • 先にやるべきことは、Googleマイビジネスの整備、レビュー対応、店舗情報の整理である。
  • 小さな会社ほど、細かな小手先より受け皿になるホームページを強くした方が投資対効果が高い。

地図検索を軽視してはいけない理由

今回の話は、地図検索そのものを否定する内容ではありません。むしろ、スマートフォンで地域名と一緒に検索したときに地図が出て、そこから電話や経路案内が直接使われる流れは、いまやかなり強い入口になっています。以前よりも、地図からそのまま問い合わせが発生する感触が強くなっているからこそ、何もしていないのは損だという前提はまず押さえておく必要があります。

スマートフォン時代の入口

特に地域商圏の商売では、検索した人がその場で電話をかけたり、道順を確認したりできること自体に大きな価値があります。だから、地図検索に出てくる自社情報を整えておくことは必要です。ただし、重要だからといって、地図検索だけを切り出して特別扱いしすぎると、かえって力の入れ方を誤りやすくなります。

地図対策を特別視しすぎない

話の中心にあったのは、地図検索の順位はかなり不安定で、こうすれば必ず上がるという分かりやすい技術論がほとんどない、という点でした。昔から言われてきた住所や電話番号のそろえ方、写真の枚数、細かな登録の工夫はまったく無意味ではないにしても、それだけで大きく順位が変わる世界ではない、という実感です。

順位を押し上げる主役は一般の検索対策

そこで重要になるのが、一般の検索結果で上に出るための対策です。実際、普通の検索で強いサイトは地図検索でも強い、という傾向がかなりはっきりあるとお伝えしました。地図だけを何とかしようとするより、ホームページそのものの内容、構造、情報の伝わり方を整えた方が、結果として地図でも上がりやすいというわけです。中小企業にとっては、この考え方の方が現実的です。限られた時間と予算を、別物の裏技探しに割くより、受け皿となるサイトをきちんと育てる方が筋が通っています。

本当に手を入れるべきローカル施策

では、地図検索について何もしなくていいのかというと、もちろんそうではありません。最低限きちんと整えておくべき項目はあります。ただし、それらは奇策ではなく、ユーザーが見たときに信頼できる情報になっているかどうか、という極めて基本的な話です。

レビューと店舗ページが効く

まず外せないのは、Googleマイビジネスへの登録と情報の充実です。営業時間、写真、説明文、そして何よりホームページへのリンク先がきちんとしていることが重要です。レビューについても、数を集めること自体に意味はありますが、それ以上に、見た人が安心して選べるか、という意味合いが大きいと整理されていました。評価が低いときでも真摯に返信している会社は、それだけで印象が変わります。

複数店舗を持つ会社では、各拠点ごとのページを自社サイトの中に用意し、それぞれの地図情報とつなぐことが重要です。実際に、そうした整備を行ったことで電話が増えたという手応えもあります。地域の情報がきちんと書かれた店舗ページがあり、それが地図情報と結びついている状態は、検索する人にもGoogleにも分かりやすいからです。

中小企業の優先順位

今回の話を中小企業向けに引き直すと、優先順位はかなりはっきりしています。最初にやるべきことは、地図検索だけを特別な競技のように扱うことではなく、普通の検索でも選ばれるサイトを作ることです。その上で、地図側の情報を丁寧に埋め、レビューに対応し、店舗ごとの情報を正しく届ける。ここまでできれば、かなり土台は整います。

細かな裏技より受け皿づくり

逆に、口コミの細かな誘導方法や昔ながらの小手先の施策に時間をかけすぎても、規模の小さな会社では見合わないことが多いでしょう。もし予算や人手に余裕があるなら、あとから細かな調整を重ねる余地はあります。ですが、それは基礎ができた後の話です。まずは地図で見つけた人が安心してクリックし、その先のホームページで納得できる状態を作ること。その順番を守ることが、結局は一番強い地図対策になります。

まとめ:地図対策は検索対策の延長で考える

地図検索は、地域商圏の会社にとって見逃せない入口です。ただし、そこで成果を出すために必要なのは、地図だけの特別な裏技ではありません。Googleマイビジネスの基本情報をスムーズにし、レビューに向き合い、店舗ページをきちんと用意し、その土台として一般の検索でも強いホームページを育てることです。地図対策を独立した魔法の手法として追うのではなく、検索全体の延長として捉える。この考え方・方向性が、過大評価に振り回されない一番実際の現場的な考え方です。

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