第158回:ウェブ活用を始めたいけれども 始められない中小企業の方へ 最初に押さえて頂きたいポイントとは

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • Web活用を始められない中小企業ほど、経営者の関わり方が成否を分ける。
  • 忙しさを理由に丸投げすると、社内に判断基準もノウハウも残らず、長く苦しくなりやすい。
  • まずは時間を作って土台をスムーズにし、1年で体制づくり、3年で成果を取りに行く発想が必要になる。

最初の一歩を止める誤解

Web活用に取り組みたいと思いながら、何年も踏み出せない中小企業は少なくありません。理由はいろいろありますが、よくあるのは「忙しいから外に任せよう」「余裕ができたら考えよう」という発想です。しかし、この考え方のままでは、最初の一歩がいつまでも来ません。

丸投げで失うもの

営業や販促の入り口を外に預けきってしまうと、社内に何も残りません。ホームページを変えて一時的に成果が出たとしても、その次に何をするべきか、自分たちは何を強みに打ち出すべきかという判断ができないままです。結果として、ずっと外注費だけがかかり、しかも相手に強く握られる状態になりやすくなります。

経営者が外せない理由

中小企業のWeb活用は、担当者に任せれば進む仕事ではありません。変化が速く、しかも営業やマーケティングの方針そのものに関わるからです。地域商圏の商売であっても、今はリアルとネットの両方を一貫して回さなければ、お客さまとの接点は半分しか使えていないのと近い状態になります。

興味がないは接点の放棄

経営者がWebに興味を持てない場合、それは単に苦手という話では済みません。お客さまとの接点の一部を放棄しているに近いからです。実際には、成功事例を見たり、データが取れる面白さを知ったりすることで、少しずつ見え方が変わることも多いです。最初から詳しくなる必要はありませんが、関心を持たないままでは前に進みません。

時間不足は経営課題

もう一つ多いのが、興味はあるけれど時間がないという状態です。これはWeb活用だけの問題ではなく、新しいことに取り組む余白が経営の中にないということでもあります。今の事業が回っているうちは何とか見えても、その先に変化へ対応する余力がありません。

四分の一を空ける発想

理想を言えば、経営者は自分の時間のかなりの部分を、新しい挑戦や判断のために使える状態にしておきたいところです。そこまでいかなくても、まず四分の一を空けるにはどうするかを考えるだけで、見直すべき仕事や任せるべき業務が見えてきます。場合によっては、広告や外部の手を一時的に使ってでも、学ぶ時間を買う発想が必要です。起業前なら、なおさら始める前に準備しておく方が後が楽になります。

1年で土台、3年で成果

中小企業のWeb活用は、すぐに完成形を目指すより、まず社内の意思決定と学習の土台を作る方が先です。最初の1年で考え方と体制をスムーズにし、その後3年ほどかけて成果を積み上げていくイメージの方が現実的です。短期的な改善は起こせても、長く勝ち続けるには社内に判断力が要ります。

右腕を育てながら進める

経営者が一人で抱え続ける必要はありません。最初は経営者が強く関わりつつ、社内の一人を巻き込み、少しずつ判断や運用を分担できる形へ移していけばよいです。大事なのは、最初の責任を上の人が引き受けることです。そこを外したまま若い人や詳しそうな人に投げても、だいたいうまくいきません。

まとめ:Web活用の出発点は経営者の腹決め

Web活用を始めたいのに始められないとき、足りないのはテクニックより先に、経営者が関わる覚悟と時間です。丸投げではなく、自社に判断基準を残す。忙しさを理由に先送りせず、まず余白を作る。そのうえで土台づくりから始めれば、中小企業でも十分に前へ進めます。

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