第159回:WebとITの生産性革命時代を、決して全ての企業が生き残れるわけではないと言うこと

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • WebとITによる生産性向上は、一部の企業だけの話ではなく、全業種に関わる生き残りの条件になっている。
  • ただし、勝ち残る企業ばかりが見えやすいため、何もしない側の危うさが見えにくい。
  • 大きな投資よりも、最初の一歩と、その後に根付かせる運用コストの見積もりが重要になる。

見えにくい淘汰の現実

今のWebやITの流れを前にすると、多くの中小企業は「いずれ自分たちも何とかなるだろう」と思いがちです。ですが、その考え方・方向性はかなり危ういものです。日々触れるニュースや事例には、どうしても成功した企業や頑張った企業の話が多く、消えていった側の姿はほとんど見えてきません。

成功例だけでは判断を誤る

これはスポーツでもビジネスでも同じで、注目されるのは勝った側です。産業革命の話が語られるときも、機械化の象徴や大きな変化は出てきますが、その裏で多くの小さな事業が押し流された事実はあまり前面に出ません。今の生産性革命も同じで、語られないところで振り落とされる会社が出る前提で見た方が現実に近いです。

今のWebとITが迫る分岐

この変化は製造業だけの話ではありません。人が足りなくなり、働くコストは上がり、お客さまの数は減っていく。その中で従来のやり方だけを続けていたら、売上も利益率も守りにくくなります。きちんと波の一つ目に乗れた企業と、手つかずのまま過ぎてしまった企業との差は、数年単位ではっきりしてくるはずです。

大きな投資より最初の一歩

とはいえ、何千万円もかけなければ何も変わらないわけではありません。メールの一元化やクラウド化、スプレッドシートやフォームの活用、社員用スマートフォンと簡単な業務アプリ、Webサイトによる問い合わせの仕組み化など、小さな改善でも生産性は上げられます。大事なのは、0から1を踏み出すことです。

導入より定着が難所

ここで見落としやすいのが、導入費だけを見て判断してしまうことです。ホームページ制作費やツールの初期費用は、空に浮いている便利そうなものを自社の手元に引き寄せる費用にすぎません。本当に大変なのは、その後に社内へ固定し、使いこなせる状態まで持っていく部分です。

導入費の倍を見込む

運用には、社内工数、人材育成、慣れない変化へのストレス、組織内の調整といった見えにくいコストがかかります。導入しただけで終わり、サポートも使わず、結局定着しないという例は珍しくありません。ホームページでも、なぜその方針にしたのかを共有しないまま公開すると、競合の動きにぶつかった瞬間に迷い、悪い打ち手へ流れやすくなります。

3年の絵を先に描く

だからこそ、いきなり大きな成果だけを求めるより、1年後にどこまで進めるか、3年後にどんな会社になっていたいかを先に描く方がうまくいきます。目先の改善を積み重ねながら、社内の文化や考え方も少しずつ変えていく。その流れがある企業は強いです。

会社の世界観までつなぐ

実際に伸びていく会社は、単に効率化したいだけではなく、「こういう価値を届けたい」「こういう世界観を作りたい」という像が途中で見えてきます。WebやITは、そのミッションを実現するための手段です。そこまでつながると、導入は単なる作業ではなく、会社を前に進める推進力に変わります。

まとめ:生産性革命は待ってくれない

今の生産性革命の中で、すべての企業がそのまま生き残れるわけではありません。見えにくいだけで、振り落とされる側に入る可能性は誰にでもあります。だからこそ、まずは小さく始めること。そして導入後に根付かせるコストまで見込んで、3年単位で前に進むことが必要です。

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