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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- WebやIT活用が進まない理由は、専門会社の説明不足だけではなく、自社の数字や課題を把握できていないことにもある。
- ホームページやITツールは単なるコストではなく、将来の売上や効率を作るための投資として考える必要がある。
- 自社のボトルネックが見えていれば、費用対効果の判断も、ベンダーへの相談の質も大きく変わる。
- 活用の成否は発注側と提供側の両方の歩み寄りで決まり、どちらか一方の責任では片づかない。
IT活用が止まる本当の理由
小規模事業者では、ホームページの開設率もIT活用の実感もまだ高くない、という調査結果が紹介されていました。そこで挙がっていた理由は、「投資費用が高い」「費用対効果が分かりにくい」「人材が足りない」といったものです。もちろん、それ自体は現場の実感として自然です。ただ、この答え方の裏には、もっと手前の問題が隠れているのではないかというのが今回のお伝えしたいことでした。
費用が高いで止まる危うさ
特に怖いのは、ホームページやWeb活用を、最初に出ていくお金だけで見てしまうことです。業務効率化のためのツールであれば、コスト削減の視点が前面に出るのは分かります。ですが、小さな会社にとってホームページは、たいてい新規案件や引き合いを増やすための営業手段です。それなのに「高い」「よく分からない」で思考が止まるのは、将来の売上を作るための投資として見られていない状態だと言えます。
ホームページは育てる営業役
この回では、ホームページはWeb上の営業スタッフのようなものだとお伝えしました。営業スタッフも、入れた瞬間から利益を生むわけではありません。教育し、育て、徐々に成果につなげていくものです。ホームページやITも本来は同じで、すぐ黒字になるかだけを基準にすると、本来必要な投資まで止めてしまうんですよね。
最初から黒字を求めすぎない
将来の売上を作るために何を整えるべきかが見えていれば、初期費用の見え方は変わります。今の状態で利益がどこから生まれ、どこで詰まり、何を改善すれば5年後、10年後に伸びるのか。その見取り図がある会社なら、提案を受けたときに「それはうちの課題に効くのか」「もっと優先すべきことはないか」と判断できます。逆にそこがないと、ただ金額の大小だけで迷うことになりがちです。
先に把握すべきは自社の数字とボトルネック
活用が進まない根本には、自社の商売の仕組みを数字でつかめていないことがある、という指摘はとても重要です。どこからお金が入り、どこで利益が減り、何を改善すれば前に進むのか。この定量的な把握がなければ、WebやITをどこに入れるべきかも決められません。何となく提案を受けても、評価の軸がないので、結局は「よく分からないからやめておこう」という反応になりやすくなります。
数字が分かれば質問が変わる
自社の状況が見えている会社は、相談のしかたも変わります。「費用対効果が分からない」ではなく、「このボトルネックを解消したいが、その提案でどこまで効くのか」と聞けるようになります。すると、ベンダー側も業種の一般論ではなく、その会社に合った提案をしやすくなります。個別相談でも、課題意識を持って来る会社は、その場の会話だけで方向性がかなり見えることが多いという話がありました。そこには、自社を理解している強さがあります。
歩み寄りで初めて成果になる
この問題を、Web会社やIT会社の説明が悪いからだと片づけるだけでは前に進みません。もちろん、専門側が分かりやすく提案する努力は必要です。ただ同時に、事業会社の側も、自社の現状を理解し、何を改善したいのかを持っていないと、よい提案は受け取りきれません。だから活用の問題は、発注側と提供側の五分五分だと考えるべきだ、というのが今回のメッセージでした。
相談前に自社を見直す価値
駆け出しの頃、飛び込みでホームページの提案をしても響かなかったという実感もあります。相手の中に数字の意識や課題認識がないと、どれだけ正しい提案でも届きにくいからです。だからこそ、いきなり「何か入れたい」と探すより先に、自社の中身を見直し、どこを変えたいのかを整理することが大切です。それができれば、WebやITは「よく分からないお金のかかるもの」ではなく、次の一歩を進めるための具体的な手段に変わります。
まとめ:WebやIT以前に自社の現在地をつかむ
WebやIT活用が進まない原因は、専門会社の問題だけでも、費用の問題だけでもありません。大きいのは、自社の数字やボトルネックを把握しないまま、外から来た提案を評価しようとしていることです。ホームページやITは、将来の売上や業務改善を作るための投資です。その前提に立った上で、自社の現状を見直したうえで相談できれば、提案の受け取り方も判断の精度も変わります。活用を前に進める最初の一手は、道具探しではなく、自社の現在地を数字でつかむことです。
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