第329回:2022年5月下旬のGoogleコアアップデートから見えるこれからのWebコンテンツ作成のあり方

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 2022年5月下旬のGoogleコアアップデートを踏まえ、これからのコンテンツ運用で何を見直すべきかが分かる
  • 新規記事をただ積み増すやり方が厳しくなっている理由が整理できる
  • 自社の専門領域を濃く保ち、既存資産を育てる発想へ切り替える必要性が見えてくる

コアアップデートのたびに、順位が上がった下がったという話は出ます。ただ、個別の順位変動を追うだけでは、これからのコンテンツ作りの方向までは見えません。今回の変化を見ていて強く感じたのは、ひたすら記事を積み上げる時代はかなり厳しくなってきた、ということです。

ここで言いたいのは、もうコンテンツを作らなくていいという意味ではありません。そうではなく、新規追加だけを正義にしていた考え方を改め、自社の専門領域を濃く保ち続ける運用へ軸を移すべきだ、という話です。

量を積み増すだけでは伸びにくい

これまでのコンテンツ施策では、関連語を広く拾い、記事数を増やし、入り口をたくさん作るやり方がよく使われてきました。立ち上がりの段階では意味のある方法ですし、実際にそれで伸びた時期もありました。

ただ、今回の変化を見ると、その延長線上でただ量を増やし続けるのは危ういと感じます。業種名と二語目を組み合わせた説明記事を量産するような形は、アクセスがごっそり落ちる可能性が高まっています。

上がりやすいのは、既存記事を育てているサイト

一方で、今回よく伸びていたのは、既存のコンテンツをきちんと手入れしているサイトです。情報を最新版に直す、統計や事例を追加する、リンク切れをなくす、似た内容を統合する。こうした地道なメンテナンスをしているサイトのほうが、ページ数が少なくても全体の評価が伸びていました。

これは大きな示唆です。コンテンツは作った瞬間に資産になるのではなく、手を入れ続けて初めて資産として機能する。逆に言えば、放置された記事は、過去の自分を助けてくれる営業担当にはなりません。

少数でも濃いページが効く

広く浅く網羅するより、自社の専門領域について、濃く、きちんと更新されているページを持つほうが効率がいい。そう感じる場面が明らかに増えています。量より密度、追加より維持管理。この重心移動を受け止めたほうがよさそうです。

新しく作ること自体を否定する必要はありませんが、その前に今あるものを見直すほうが効果的なケースが増えています。

そのサイトが「本来書くべきこと」が問われている

もう一つ大きいのは、サイト全体のテーマとの整合性です。ニュースを出すべきサイトはニュースに強く、専門情報を出すべきサイトは専門情報に強い。逆に、そのサイトらしくない内容は評価されにくくなっているように見えます。

つまり、書けることを書くのではなく、自社が本来語るべきことを書く必要があるということです。雑多に何でも扱うより、専門性の文脈の中で積み上げるほうが、これからはずっと重要になります。

文字だけでなく、他の形で届く準備も必要

番組内でも触れたように、情報の受け取り方そのものが変わっています。テキストだけでなく、動画や音声の形で摂取したい人が増えているなら、コンテンツもそれに合わせて出し方を考え直す必要があります。

ここでも重要なのは、単に媒体を増やすことではありません。自社の専門性を、相手が受け取りやすい形へ変換できるかどうかです。中身が薄いまま形だけ変えても意味はありませんが、濃い内容があるなら展開の余地は大きいはずです。

コアアップデート中は慌てて動かない

コアアップデートは、発表された瞬間にすべてが確定するわけではありません。浸透には時間がかかります。だから、落ちたからといってすぐ大きくいじるのではなく、まずは全体が落ち着くまで様子を見ることも大切です。

その上で、戻らないのであれば、上がったサイトと何が違うのかを見比べる。個人の感想ではなく、きちんとデータを見ている情報を参考にする。この冷静さが、余計な遠回りを防ぎます。

まとめ:これからのコンテンツは「追加」より「育成」

今回の変化から見えるのは、コンテンツをただ増やせばよい時代ではない、ということです。自社の専門領域を外さず、既存の記事を更新し、統合し、濃く保つ。そこに軸を移したほうが成果につながりやすくなっています。

コンテンツは置いておけば資産になるものではありません。今の時代に合う形へ手入れし続けて、初めて資産として働きます。だからこそ、これからのWebコンテンツ作成は、新規追加の発想から育成の発想へ切り替えるべきです。

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