[TOPIC/22/10/11]令和時代のB2BWebマーケティングの購買プロセスを止める「阻害要因」とは?

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • BtoBの購買プロセスを止める大きな要因が、情報不足にあると分かる
  • 価格や比較材料を出さないことが、見えない失注を生む理由を整理できる
  • 評判、事例、オンライン対応、対面の使い分けをどう考えるか見えてくる

今回のテーマは、令和のBtoBマーケティングで購買プロセスを遅らせる阻害要因は何か、というものです。営業のフォローや担当者の腕前が重要だと考えられがちですが、今回の話で中心に置かれていたのはもっと手前の部分でした。つまり、買い手が自分たちで判断しやすい情報を、Web上で十分に得られるかどうかです。

購買を止めるのは営業力不足だけではない

BtoBでは、導入後の影響が大きく、金額も高くなりやすいため、もともと購買プロセスは長くなりがちです。そのため、ついフォロー頻度や営業担当の交渉力に目が向きます。しかし、買い手からすると、それ以前に「比較できる材料が足りない」「判断に必要な情報が出ていない」という段階で止まっていることが少なくありません。

つまり、営業が頑張れば進むという話ではなく、そもそも検討を前に進めるだけの材料がWebサイト上に揃っているかが重要です。ここが抜けていると、どれだけフォローしても、相手の中で決裁や比較が進まず、結果として案件が長引きます。

価格を隠すことがマイナスになりやすい時代

特に象徴的なのが価格です。昔は「費用はお問い合わせください」で済んでいた場面でも、今はそれが大きな離脱要因になりやすくなっています。買い手は、まず予算に合うかどうかで候補を絞り込みます。そこが見えないと、実際には手が届く価格帯でも、検討対象から外されてしまう可能性があります。

もちろん、個別見積もりが前提の商材もあります。ただその場合でも、価格帯の目安や費用の決まり方くらいは示しておかないと、買い手は判断できません。ミスマッチな問い合わせを減らす意味でも、情報を出すことは売り手にとってもメリットがあります。

評判と事例が選定の後押しになる

もう一つ重要なのが、サービスそのものの比較だけでなく、事業者としてどう見られているかです。比較対象が多すぎて決めきれないとき、人は「評判のよいところなら大きく外さないだろう」という判断に寄りやすくなります。つまり、機能説明だけではなく、信頼の材料を用意しておく必要があります。

そのときに役立つのが、事例やお客さまの声です。ただしBtoBでは、本音のレビューは集まりにくいという難しさもあります。企業として他社名を出して評価を書くこと自体が重い行為だからです。だからこそ、完璧なレビューを待つのではなく、少しでも信頼の判断材料になる事例を丁寧に増やしていくことが現実的です。

オンライン完結と対面復活の両立

購買プロセス全体を見ると、オンラインで進めたいという流れは強まっています。電子契約や電子サインのような仕組みは、その流れに合っています。一方で、最終決定の場面では対面の重要性が戻ってきている、という感触もあります。

つまり、全部を対面に戻す話でも、全部をリモートに寄せる話でもありません。普段の比較検討や手続きはオンラインで進められるようにしつつ、最後の安心感や意思決定の場面では対面も使える。この両方を無理なく整えている会社のほうが、今のBtoBでは強いはずです。

まとめ:買いやすさをWebで先回りする

BtoBの購買プロセスを遅らせる大きな要因は、営業の頑張り不足というより、買い手が判断するための情報不足にあります。価格、比較材料、事例、評判、手続きのしやすさをWeb上で先回りして整えることが、案件を前に進める力になります。営業力を活かすためにも、まずは買いやすい情報環境を作ることが重要です。

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