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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- Google検索結果を、ただの通過点ではなく回遊の場として捉える視点が分かる
- ゼロクリックを感覚論ではなく、実際の行動データを前提に考える重要性が整理できる
- 青いリンクだけでなく、画像、地図、動画、FAQなども含めて露出を設計する必要性が分かる
今回は、Googleの検索結果をどう見ればいいのかを改めて整理しました。昔のように、広告があって自然検索が並んでいて、そこから自社サイトへ連れてくる、という単純な前提だけでは捉えきれなくなっています。
実際、今の検索結果には地図、画像、動画、ショッピング、FAQ、他の人はこちらも質問、ライブリザルトなど、さまざまな要素が出ています。これを見たうえで私が強く感じたのは、Googleはもう集客の入口というだけではなく、その中でユーザーがかなり回遊する場になっている、ということです。
検索結果の前提が変わった
たとえばモバイルで「お花見」と検索すると、昔ながらの広告と自然検索だけでは終わりません。地図が出て、周辺スポットが出て、他の人はこちらも質問が出て、関連する情報がどんどん並びます。特にモバイルは無限スクロールに近い形なので、ユーザーは検索結果そのものの中で情報探索を続けやすいんですね。
つまり、検索順位だけを見ていても足りません。自分たちが狙っている地域名、業種名、悩み系のキーワードで、今どういう検索結果になっているのかを定期的に見ないと、何を取りにいくべきか自体が分からなくなります。画像が強いのか、地図が強いのか、動画が出るのか、FAQが目立つのか。この前提確認がまず必要です。
ゼロクリックの実態
この回では、Google公式ではないサードパーティーデータとして、SEMrushの調査を取り上げました。もちろん多少の「かたより」はある前提で見る必要がありますが、それでも感覚ではなく現実を考える材料にはなります。
自然検索のクリックはまだ大きい
まず押さえたいのは、自然検索のクリックは依然として最も大きいアクション先だという点です。デスクトップではオーガニッククリックが45.1%で、一番多い行動でした。ですから、青いリンクがもう意味を失った、という話ではありません。
半分以上はGoogleの中で動く
その一方で、別のキーワードに打ち替える動き、画像や動画など別の検索面に移る動き、いわゆるゼロクリックの動きを合わせると、Googleの中で動いている割合が半分を超えていました。0クリックとされるものの中にも、実際には画像検索へ移って戻ってこないようなパターンが多く含まれていて、これは検索をやめたというより、Google内で探索を続けていると見た方が実態に近いと思います。
ここが重要です。ゼロクリックは「Googleに全部取られて終わり」という単純な話ではなく、ユーザーがその場で素早く見たい、比較したい、打ち替えたいという行動の結果でもあります。私は、まずこの現実を前提にした方が次の施策が考えやすいと思っています。
通過点モデルからの転換
今までの発想は、ユーザーがGoogleに来て、検索して、そこから自社サイトへ来る、という一直線のモデルでした。もちろん今でもその流れはあります。ただ、今はその途中にGoogle内でのぐるぐるした探索がかなり挟まっています。
そう考えると、SEOは順位だけの話ではなくなります。地図にどう出るか、画像にどう出るか、動画にどう出るか、FAQやアンサーボックスにどう関与するかまで含めて、自分たちの露出全体を考える必要があります。ローカルSEOだけ見ればいいという話でもなく、青いリンクだけ見ればいいという話でもありません。
さらに言えば、Googleは構造化データやビジネスプロフィールなど、こちらが提供した情報を材料に見せ方を作っています。私たちは、Googleが求める形で情報を渡しながら、その中でどう見せられるかを考えなければいけません。昔ながらの順位対策や被リンクだけではなく、Googleにどうデータを食べさせ、どう露出を作るかが重要になっていくと思います。
実際の現場で最初にやる確認
まずやっていただきたいのは、自社が狙うキーワードで検索結果を定期的に見ることです。週に一回でもいいので、検索結果の構成がどう変わっているか、どこに競合が出ているか、何が新しく増えているかを確認してみてください。
そのうえで、お客さんがどうやって自社を見つけたのかを聞いてみることも大事です。自然検索で来たのか、地図で見たのか、画像や動画で印象を持ったのか、別の検索を重ねた末にたどり着いたのか。ここを把握しないまま「SEOをやっているつもり」になるのは危ないです。
私は、これからのSEOは、Googleをハックする発想よりも、ユーザーの探索行動に合わせて露出面を広げていく発想の方が大事だと考えています。Googleの中で何が起きているかを見て、必要な素材と設定をスムーズにし、そこで見つけてもらえる形を作る。そこまで含めて、今のSEOだと思います。
まとめ:Googleの中で見つけてもらう設計
検索結果は、もう単に上から順にクリックされる一覧ではありません。Googleの中で比較し、打ち替え、画像や地図や動画へ移りながら探すのが、今のユーザー行動です。
だからこそ、Googleをただの通過点として扱うのではなく、その中でどう露出するかまで含めて設計する必要があります。自然検索を大事にしつつ、検索結果の多様な面にもきちんと対応する。その発想に切り替えることが、これからの集客では欠かせません。
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