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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、メンタルヘルス系のサービスをやろうと思うが注意点はあるか、という質問への回答です。結論としては、この領域は市場の広がりだけを見て軽く入るにはかなり難しく、法律面と扱うテーマの重さを前提に、進むなら進み方をはっきり分けて考える必要があります。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- メンタルヘルス系サービスが難しい理由を整理できる
- ライトにやる場合と医療寄りにやる場合の違いを把握できる
- 現実的に考えられる方向性を3つに分けて見られる
まず前提に置くべき領域の重さ
ストレス、メンタル、心の不調といった言葉は日常的に使われていますが、商売として扱うなら基本的には医療に近い領域です。精神科や心療内科と地続きのテーマであり、表現の仕方にも強い制約があります。
そのため、一般の商品と同じ感覚で「こうなる」「これに効く」とは言えません。私が入浴剤の例で触れていたように、世の中には一見言えそうでも実際には言えない表現が多く、メンタル系は特にそこが厳しい世界です。
真ん中がない難しさ
この領域の難しさは、ライトにやるか、きちんと医療側に寄せるかの二択に近いことです。ふわっとしたサービスにするなら、訴求できることもふわっとしたものに限られます。ところが多くの事業者は、そこで本当はもっと踏み込んだ効果を言いたくなってしまう。その瞬間に危うくなります。
一方で、きちんと医療側に寄せるなら、今度は病院やクリニック、医療従事者との連携が必要になります。こちらは意義も可能性もありますが、単体で広く売るのは難しく、営業や導入の形が大きく変わります。
考えられる3つの方向性
今回の回答では、進む方向を大きく3つに整理していました。ひとつめは、かなりライトな訴求にとどめながら、自社の別サービスへつなげる入り口として使うやり方です。ただし単価は上がりにくく、言えることもかなり限られます。
ふたつめは、医療側に寄り添い、病院やクリニックと組んで治療や支援を補助するツールとして作るやり方です。こちらは真剣にやる価値がありますが、単独で売る商材ではなく、連携先ありきの進め方になります。
みっつめは、自助努力を支える道具として設計するやり方です。たとえば日記をつける、振り返りや比較をしやすくする、継続を助けるといった方向です。何かを治すと言わず、自分で向き合う行為を支える形なら、比較的現実味があります。
扱う側の姿勢が問われる理由
このテーマで特に重いのは、表現として違法でなくても、使う人が勝手に意味を読み込んでしまうことです。自分の状態に名前をつけてほしい人、何かの裏付けを欲しい人が集まりやすい領域だからです。そうすると、出し手が控えめに書いていても、受け手が「これは自分の症状を示している」と受け取ってしまうことがあります。
だから私は、半端な気持ちで入るのは危ないと繰り返していました。対面で何度も話してようやく見えてくることが多い世界を、軽くデータ化して即判断するのは難しい。ここを見誤ると、商品設計そのものが危うくなります。
まとめ:市場性より先に難しさを受け止める
メンタルヘルス系の市場が広がる可能性はあっても、それだけで参入判断をすると危険です。この領域は医療に近く、表現規制も厳しく、受け手の解釈も重いからです。進むなら、ライトな入口に徹するのか、医療側と組むのか、自助努力を支える道具にするのかを最初にはっきり決める必要があります。大きな市場に見えるからこそ、安易に飛び込まず、難しさを先に受け止めて設計する。それが今回の一番大事なメッセージです。
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