第43回:SEOは「情報収集はコスト」だと意識しないと失敗する

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • SEOの情報収集は無料ではなく、時間と人件費を使うコストとして捉えるべきである。
  • SEOは情報源が英語で、解釈も割れやすく、最新情報を追う負担が特に大きい。
  • リソースの少ない企業ほど、最新ではなく収束した情報と基本施策を選ぶ方が費用対効果が高い。
  • SEOだけに固執せず、広告やコンテンツ、外部支援も含めて全体最適で判断する必要がある。

情報収集はそれ自体では売上にならない

今回のテーマは、特にSEOにおける情報収集の考え方です。最初に押さえておきたいのは、情報を集めること自体は、直接売上を生むわけではないという点です。もちろん、知識の蓄積や社内の学習には役立ちます。ですが、それだけで成果が出るわけではありません。

だから私は、情報収集をコストセンターのようなものとして考えるべきだと話しています。集めた情報で何をするのか、それがビジネスにどうつながるのかまで見なければ、情報収集に価値を置きすぎてしまうんですよね。

SEOだけが特に重い理由

数あるWeb施策の中でも、SEOは特に情報収集の負担が大きい分野です。理由は単純で、言っていることが人によって違い、一次情報はGoogle発の英語が多く、日本語で流通する情報は解釈や翻訳を経た二次情報になりやすいからです。さらに、センセーショナルに伝えようとする記事や、聞きかじりの解釈も混ざります。

最新を追うほどコストが膨らむ

こうなると、どれが正しいのかを見極めるだけでもかなりの時間がかかります。自社で実験できる環境があり、確かめながら前に進める余力があるならよいのですが、多くの中小企業にとってはそこまでの時間は取りにくいはずです。無料に見えやすいSEOでも、実際には人手と時間を強く消費します。

私は、たとえば一日一時間の情報収集でも、一か月で二十時間以上になると指摘しています。人件費に置き換えれば、すでに無視できない金額です。そう考えると、SEOは無料施策ではなく、見えにくいコストのかかる施策だと分かります。

リソースに応じて追う深さを決める

ではどうするか。ここで大事なのは、自社の規模やリソースに応じて情報収集の深さを決めることです。もし十分な体制があるなら、新しい情報の中から信頼できそうなものを拾い、実験して確認するのが一番です。

ただ、そうでないなら、あえて最新情報を追わないという判断も有効です。三か月前、あるいは半年ほど前の情報で、複数の人がだいたい同じことを言っている。そういう収束した情報をもとに、基本的な施策を着実に進める方が、大きな外れを引きにくくなります。最新ニュースを追い回すより、コンテンツ制作や他の施策に時間を使ったほうが、全体では効果が高いことも少なくありません。

SEOだけで全体を見失わない

ここでさらに重要なのは、マーケティングをSEOだけで考えないことです。何かを売るときには、検索、広告、ソーシャル、メール、リアルの接点など、複数のチャンネルがあります。その中でどこに投資すると最も効率がいいのかを考えるのが本来の仕事です。

場合によっては、信頼できる会社に相談できる体制を持ったほうが早いかもしれません。あるいは、その分の費用で広告を出したほうが結果につながるかもしれません。SEOは大事ですが、あくまで全体の中の一つです。そこに固執しすぎると、かえってマーケティング全体の効率を落としてしまうんですよね。

まとめ:情報収集をコストとして扱う

SEOで失敗しやすいのは、情報収集を無料の努力だと思ってしまうことです。実際には、時間も人件費もかかる立派なコストです。だからこそ、自社のリソースに応じて追う情報の鮮度を決め、必要なら外部の力も使い、SEO以外の施策も含めて全体最適で判断する。その視点を持つことが、情報に振り回されず成果へつなげる第一歩になります。

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