[23/07/10]AIにスクレイピングされる時代、コタツ記事はさらに低価値に。心から接客する”気持ち”が 非常に重要になる、その理由

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • AI時代のクローリング制御が、単なる検索対策ではなく、学習に何を渡すかという判断に広がっていく可能性があること
  • これからの検索や推薦では、文章の表面だけでなく、書き手の姿勢や雰囲気まで拾われる前提で考えた方がよいこと
  • こたつ記事のような継ぎはぎの文章よりも、接客する気持ちで書かれたコンテンツの価値が高まっていくこと

今回は、Googleがロボットテキストの見直しに動いている話をきっかけに、AI時代のコンテンツの作り方を考えます。結論から言えば、これからは「検索に引っかかる文章」を作るだけでは弱くなり、どんな気持ちで、誰に、どんな空気感を届けようとしているかまで問われる時代に入っていくはずです。

ロボットテキスト見直しが示すもの

今回の話の出発点は、Googleがロボットテキストを次の時代向けに見直そうとしているのではないか、という流れです。もしこれが本当にAI学習や大規模言語モデルへの取り込み可否まで扱う方向へ進むなら、私たちは「クロールさせるかどうか」だけでなく、「どの情報をどこまで学習に使わせるか」を考えなければならなくなります。

今までも、検索には出してよいが見せたくないもの、逆に見せたいが検索には寄せたくないもの、という仕分けはありました。そこへさらに、AI検索や会話型の回答に混ぜ込んでよい情報と、そうではない情報を分ける視点が加わる。これはWeb運営にとってかなり大きい変化です。

AIが読むのはトピックだけではない

ここで大事なのは、AIが拾うものは、単なる話題やキーワードだけではないだろうという点です。今でも社長日記やスタッフ日誌のような、本業と離れた話題が多すぎると、サイト全体の主題がぼやけることがありますが、これからはそれ以上に、文章の癖や雰囲気、例え話の傾向、無意識ににじむ価値観のようなものまで影響してくる可能性があります。

たとえば、同じ内容を書いていても、何かを肯定的に伝える人と、批判やダメ出しを交えて伝える人では、読み手が受ける印象は違います。会話型の検索が広がれば、「親切そう」「やさしそう」「安心して相談できそう」といった定性的な聞き方が増えるはずです。そのとき、AIは表面の単語だけではなく、文章全体から受ける空気感も結び付けていくでしょう。

こたつ記事がさらに弱くなる理由

この流れの中で厳しくなるのが、こたつ記事のような継ぎはぎ型のコンテンツです。もともとそうした記事は、現場で得た実感や相手への配慮よりも、既存情報を並べ替えて形にすることが中心です。だから、読者に対する態度や、接客に近い気配が薄くなりやすい。

検索エンジンが文章の裏側まで読み取る方向へ進むなら、そこはますます不利になります。表面的には整っていても、そこに商売の現場から来る体温や、お客さんにこうなってほしいという気持ちがなければ、定性的な検索や推薦の場面で選ばれにくくなるからです。

接客する気持ちで書く重要性

では何を意識すべきか。私が強く言っているのは、コンテンツを接客の延長として作ることです。単に必要な情報を置くのではなく、どんな雰囲気で受け取ってほしいのか、相手にどんな安心感を持ってほしいのかまで考えて書く。かなり定性的な話に見えますが、だからこそ重要です。

今後は、会話調で「もう少しやさしいところ」「親切に対応してくれそうな会社」といった検索が自然に増えていくはずです。そのとき武器になるのは、言葉の裏にある姿勢です。現場でお客さんに向き合っている人ほど、その空気は文章に出ますし、逆に現場から切り離された量産記事には出にくいものです。

出す情報と渡さない情報の整理

もうひとつ実際の現場的に大事なのは、どの情報を世の中へ出し、どの情報は切り離すのかを、今まで以上に意識することです。本業に関係ない話題、誤解を呼びやすい表現、必要以上にネガティブな比喩などは、これからのAI時代には思わぬ形で意味付けされるかもしれません。

必要な情報まで閉じる必要はありませんが、何でも一つの場所に載せればよいという時代ではなくなります。学習させたい情報と、検索だけさせたい情報と、そもそも切り分けたい情報。その整理が、コンテンツ戦略の土台になっていきます。

まとめ:AI時代に強いのは、気持ちのあるコンテンツ

ロボットテキストの見直しがどこまで進むかは今後の続報待ちですが、方向性としては、AIに何を渡すかをサイト運営者がより意識する時代に向かっています。そして、その先で価値を持つのは、表面だけ整えた文章ではなく、お客さんに向き合う気持ちがにじむコンテンツです。検索のために作るのではなく、接客するつもりで書く。この発想に切り替えられるかどうかが、これからの差になっていくと思います。

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