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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- アクセス解析ツールは重要だが、目的なく触ると時間を吸い取られやすい。
- 解析の前に「何を知りたいのか」と「どの指標を見るのか」を決めるだけで効率は大きく変わる。
- 数字の意味を理解しないまま見ても、改善につながる判断はしにくい。
- 解析はツールを開く時ではなく、施策を考える時点から始まっている。
アクセス解析に飲み込まれる構図
アクセス解析ツールは、Web改善には欠かせない存在です。けれど私は、その便利さゆえに、かえって人を飲み込んでしまうことがあると話します。実際、自分でも気づいたら一日中ツールを見ていたことがあるし、多くの担当者も同じ状態にはまりがちだ。
問題なのは、解析そのものが目的になってしまうことです。PDCAで言えば解析はあくまでチェックの工程であり、そこに半日や一日を使うのは本来効率が良くありません。にもかかわらず、数字がたくさん並んでいると、どこかに答えがある気がして見続けてしまうんですよね。
迷子になる三つの入り口
この回では、飲み込まれ方として三つの型が挙げられています。一つは、そもそも考え方・方向性が分からず片っ端から見てしまうこと。二つ目は、機能が多いから何か見つかるだろうと期待してさまよってしまうこと。三つ目は、何の目的もなく「とりあえず見てみよう」で始めてしまうことです。どれも共通しているのは、見る前の整理が足りないことです。
見る前に決めること
私が一番強く勧めているのは、ツールを開く前に目的をはっきりさせることです。今知りたいのは、過去の施策が成功だったのか失敗だったのか。それとも、自分が気づいていない異変が起きていないか。その違いだけでも、見る場所はまったく変わります。
目的が定まれば、次に見るべき指標も絞れます。逆にここが曖昧だと、比較画面やレポートを行ったり来たりしているうちに時間だけが過ぎていきます。ツールが悪いのではなく、入口の問いが定まっていないことが問題だというわけです。
指標を先に当てる
たとえばコンテンツを大きくリニューアルしたなら、最初に確認すべきは、そのページへの流入状況が変わっていないかという前提です。周辺環境が大きく動いているなら単純比較はできません。そのうえで、直帰率や離脱率、次にどのページへ進んだか、必要ならコンバージョンレートやヒートマップを見る。こうして「この施策ならまずここを見る」と先に当てをつけておけば、良し悪しの初期判断は短時間で済みます。
逆に、何も決めずに悪化している数字を追いかけ始めると、いくらでも深掘りできてしまうんですよね。それではアウトプットの質も安定しません。解析は思いつきではなく、仮説と確認の往復で進めるべきだというのがこの回のお伝えしたいことです。
基礎知識と時間制限
もう一つの前提が、数字の意味を理解しておくことです。担当になったからといって、いきなり会社の大規模なデータを見ても、何が普通で何が異常かは判断しにくい。まずは本を複数の観点で読み、自分の小さなサイトなどで使いながら、各指標が何を意味するのかを体で覚える。この順番が大事だとされています。
10分や30分で切る習慣
さらに、私は自分で時間のリミットをつけることも勧めています。今回は10分で異変の有無だけを見る、今回は30分でこの施策の結果確認だけをする、と先に決めてしまう。時間制限があるだけで、関係ないところに寄り道しにくくなります。実際、半日かかっていた作業が意識を変えるだけで一日15分まで縮んだ例も紹介されています。
解析ツールは好奇心を刺激します。だからこそ、興味のある数字に引っ張られないための枠を自分で作る必要があります。目的と制限時間は、そのための最低限のガードです。
解析は施策前から始まる
この回でさらに踏み込んでいるのは、解析はツールを見る瞬間から始まるのではない、という点です。そもそも施策を打つ時点で「結果が分かる状態」にしておかなければいけません。どの数字を見たら成功か失敗か判断できるのかが分からない施策は、実行しても自己満足で終わる可能性があります。
だから、何かを変える前に「これをやったらどの指標がどう変わるはずか」を想像し、計測の準備までしておく。私は、解析は準備が8割で、その後のフォローが2割くらいの感覚で考えるべきだと述べています。忙しい兼務担当者ほど、この考え方を持つことで、限られた時間で質の高いPDCAを回しやすくなります。
まとめ:見る前の設計が解析を助ける
アクセス解析ツールに飲み込まれないために必要なのは、ツールの前で頑張ることではありません。何を知るために見るのかを決めること、数字の意味を理解しておくこと、時間の枠を先に作ること、そして施策前から結果の考え方・方向性を設計しておくことです。解析は重要ですが、重要だからこそ無制限に触るのではなく、目的に沿って短く深く使う方が成果につながります。
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