第160回:IT/Web活用で本当に必要な人材とその育成方法とは?

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • WebやIT活用で中小企業に本当に必要なのは、何でも作れる専門家ではなく、現場と技術をつなぐ人材である。
  • その人材は、現場を離した専任よりも、兼務のまま小さな実験を重ねながら育てた方が機能しやすい。
  • 個人に知識を閉じ込めず、会社の知識として残す仕組みまで作っておくことが重要になる。

欲しいのは専門家より橋渡し役

WebやITを活用しようとすると、すごいエンジニアを雇わなければいけないと思い込みがちです。ですが、中小企業でまず必要なのは、プログラムを書ける人より、会社の中で何が起きているかを理解しながら、「この技術はここに使えそうだ」と結びつけられる人です。

上空の技術を現場へ下ろす

たとえば、Webから申し込みが来たときに毎回メールを見に行くのは非効率だから、社員の携帯へ通知を飛ばそうとか、その際に個人情報は載せずアラートだけにしようとか、現場の困りごとを見て技術の使い道を思い浮かべられる人です。IoTのような大きな話でも、問い合わせ対応のような小さな話でも、上空にある技術を地面の業務へ引き下ろせるかが差になります。

専任化より兼務育成

では、その人材をどう育てるか。ここでいきなり専任にしてしまうと、現場から離れすぎて逆にぶつかりやすくなります。業務がどう回っているかを肌で感じていること自体が強みなので、現場の人間であり続けながら、一部の時間をWebやITに振る形の方が育ちやすいです。

小さな実験で育てる

最初は、毎週一つ「こんなツールが使えそうです」と提案してもらうだけでも構いません。失敗しても傷が浅いものを少しずつ試す。小さなサイトを作って広告と運用を一緒に回してみる。そうした経験を1年、2年という単位で積ませると、単なる担当者ではなく、社内で応用が利く人に育っていきます。

個人の力を会社の力へ

ここで気になるのは、育てた人が辞めてしまったらどうするのかという点です。この不安はもっともですが、だからこそ知識を個人の中だけで終わらせないことが大切です。学んだこと、失敗したこと、うまくいったことを、会社の知識として蓄積していく必要があります。

共有の場を先に作る

文章でも動画でも画像でも構いません。月に一度でも勉強会のような場を作り、その人が得たことを社内へばらまいていく。そうすれば、たとえ担当者が変わっても、会社としての理解がゼロに戻りにくくなります。知識の共有は、離職対策というより、会社の学習速度を上げるための土台でもあります。

外部支援の使い方

外部の専門家や制作会社はもちろん必要です。ただ、その役割は社内の代わりになることではなく、橋渡し役の人と現場を支えながら形にしていくことです。社内に結びつける人がいれば、外部の知識は生きます。逆に、そこがいないまま導入だけ進めると、現場に合わずに止まりやすくなります。

社内に残る形で使う

中小企業にとって理想なのは、外部支援を受けながら、社内の人が一緒に学んでいくことです。その積み重ねがあれば、次の改善も自分たちから出せるようになります。必要なのは、すごい一人を連れてくることではなく、技術を使いこなせる組織に少しずつ変わっていくことです。

まとめ:育てるべきは現場と技術をつなぐ人

WebやIT活用で本当に効くのは、専門知識をひけらかす人ではなく、現場を理解しながら技術をつなげられる人材です。その人を兼務のまま小さく育て、知識を会社全体へ広げていく。この流れができると、ツール導入もホームページ活用も、一時的な施策ではなく自社の力になっていきます。

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