第194回:中小・小規模事業者の方々が、SEOに対して取ってほしい姿勢

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 中小・小規模事業者がSEOで迷いやすいのは、情報が極端で、しかも見えにくい領域だからだと分かる。
  • SEOはオフラインの店に置き換えると、何が起きているかをかなり理解しやすくなる。
  • 「良い内容だけ作ればよい」という考え方は、土台ができた側の話であり、最初の指針にはなりにくい。
  • まず取るべき姿勢は、Search Consoleや検索結果を使って自社の事業環境の変化を見続けることである。

SEOを難しくしている前提

中小・小規模事業者にとって、SEOはとにかく分かりにくい領域です。目の前で人の流れが見える店舗と違って、検索の世界では何が起きているかが見えません。そのうえ、ネットには極端な情報が多く、余計に判断しづらくなります。

極端な助言が混ざりやすい

ひたすら良い情報を発信していればいい、という話もあれば、まだまだテクニックで攻められる、という話もあります。どちらも一面では正しいのですが、前提が違います。分かっている人には通じる話でも、今まさに取り組み始める側が上っ面だけ拾うと、打ち手を間違えやすくなります。

見えないからこそ不安が膨らむ

SEOは、数字やグラフでは見えても、現実世界のようにお客さんの動きを直接見られるわけではありません。どんな人が来ているのか、何回目の訪問なのか、以前よりどう変わったのか。そこがつかみにくいので、雲をつかむような気分になりやすいのです。

オフラインの店に置き換える

この分かりにくさを和らげるには、SEOをオフラインの店に例えて考えるのが有効です。そうすると、今どこに問題があるのかがかなり整理しやすくなります。

検索結果に出ないなら、人通りのない立地

そもそも検索結果に出てこないなら、店の前を誰も通っていない状態に近いと言えます。この場合は、店の中をいくら整えても意味がありません。狙うキーワードを見直す、別の集客手段を使うなど、まず人を通すための施策が必要です。

表示されても来ないなら、店構えの問題

検索結果には出ているのにクリックされないなら、店の前は人が通っているのに入ってもらえていない状態です。タイトルやディスクリプションの見せ方に問題があるのかもしれませんし、周囲にもっと強い競合がいて、選ばれる理由が弱いのかもしれません。さらに、来てくれても成約しないなら、今度は店内の動線や商品構成、つまりサイト内の情報設計や検索意図とのズレが疑わしくなります。

「良い内容だけで勝てる」は後半の話

ここを押さえたうえで大事なのが、「お客さんのことだけ考えていればいい」という話を、最初の指針にしすぎないことです。これはベースが整っている側には有効ですが、まだ地盤ができていない段階では危うい考え方です。

基礎がないままでは良いものも見つけてもらえない

現実の商売でも、立地や看板や周辺環境をまったく見ずに、良い商品だけ作れば売れるとは考えません。SEOも同じです。基本的な見つかりやすさや見せ方を整えないまま、内容だけに賭けるのは、よほど強い土台がある場合を除いて厳しいやり方です。

自社の周辺環境は自分たちで見ておく

専門的なアルゴリズム論を追いかける必要はありません。ただ、自社の周りで何が起きているかは把握しておくべきです。お客さんが何を求めるようになったのか、競合がどう動いているのか、急に流入が減ったキーワードはないか。そこに気づけないと、打ち手を考える材料がなくなります。

週次観測を習慣にする

中小・小規模事業者がSEOに対してまず取ってほしい姿勢は、完璧な理解ではなく、変化に気づける状態を作ることです。そのための観測は、自分たちでも十分に始められます。

Search Consoleで基本の変化を見る

自分たちのホームページに、どんなキーワードで人が来ているのか。以前より減っているものはないか。まずここを把握するだけでも違います。Search Consoleを使えば、その入口は見えます。答えられないなら、まだ事業環境の把握が足りていないということです。

週次で見て、月次で振り返る

おすすめなのは、週に一回ほど検索結果や流入キーワードを確認し、気づいたことを日付つきで残しておくことです。そして月に一回見直して、何が起きていたのかを振り返る。この積み重ねがあると、調子が良い時も悪い時も、原因の仮説を立てやすくなります。外部の専門家に相談する時にも、話がずっと早くなります。

まとめ:まず環境を見続ける

中小・小規模事業者のSEOで最初に必要なのは、極端な情報のどちらかに飛びつくことではありません。SEOをオフラインの店に置き換えて理解し、自社の検索上の立地、見せ方、サイト内の受け皿がどうなっているのかを見続けることです。そのうえで、Search Consoleや検索結果の変化を週次で観測し、顧客と競合の動きをつかむ。この姿勢ができると、テクニックに振り回されずに、現実的な打ち手を積み上げやすくなります。

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