第326回:正直今のTwitterなどSNSは、準備無く気軽に手を出して良い場所ではない

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 今のSNS、とくにTwitterを中小企業が気軽に使うべきではない理由が分かる
  • SNSは万能な集客手段ではなく、場の空気と露出範囲を見て使い分ける必要があると分かる
  • 無理に広く見せるより、関係のある人にだけ届く使い方のほうが現実的だと見えてくる

SNSはとりあえず始めたほうがいい、と言われがちです。けれども今の状況を見ると、とくに中小企業が準備なく飛び込む場所ではないと感じます。気軽に露出を増やせるように見えて、実際には火種の多い場になっているからです。

今回は、SNS全体を否定したいのではなく、付き合い方を見直したほうがいいという話です。どこに出るか、何を出すか、誰に見せるか。この整理をしないまま始めると、得られるものより消耗のほうが大きくなります。

Twitterが「気軽な発信の場」でなくなった理由

以前のTwitterは、時系列で流れる情報の中に自分の発信を置いておける場所でした。ところが今は、おすすめ表示や関連表示の影響が強く、対立や攻撃的なやり取りが目立ちやすくなっています。少し目立っただけで、思わぬ方向から反応が集まりやすい場です。

広告やプロモーション枠も同じで、内容そのものより「広告であること」に反応されてしまうケースが珍しくありません。小さな会社が少し出稿しただけで、余計な攻撃や過去の発言の掘り返しを受ける可能性まであります。これでは、出したこと自体がリスクになりかねません。

SNSごとに役割はかなり違う

SNSとひとくくりにせず、場ごとの性質を見ることが大切です。Facebookは売り込む場所というより、その人自身への信頼をゆっくり積み上げる場所に近い。個人として柔らかくつながり、そこから会社や商品への信頼へつなげる使い方なら意味があります。

Instagramは写真やビジュアルが中心の商材には相性が良く、食品、アパレル、宿泊のように見せ方が重要な業種には向いています。ノウハウ系でも図解の見せ方次第では十分使えます。ただし、こちらも荒れないわけではないので、慎重さは必要です。

逆に、言い争いや攻撃性が前面に出やすい場所には、無理に露出しないほうがいい。露出を増やすこと自体が目的化すると、場の性質との相性を見失います。

うまくいっている会社ほど、広く見せすぎていない

実際に現場を見ると、うまくいっている中小企業ほど、SNSを積極的に攻めの場として使っていません。更新情報や事例を淡々と流したり、ホームページに埋め込んだ表示を見てもらう程度に抑えたり、もともとのお客さんや関係者に向けた使い方が中心です。

それでも営業に困っていない会社は少なくありません。口コミがしっかり回り、既存のお客さんとの関係も良好です。つまり、広い場で目立つことより、関係のある人に嫌われない形で存在していることのほうが、現実には効いているわけです。

無理に知らない相手へ広げない

ホームページにSNSの導線を置き、すでに興味を持って訪れた人に見てもらう。このくらいの使い方は、ちょうどいい落としどころです。最初から不特定多数へ広げようとすると、反応の質をコントロールできません。

知っている人とつながる、既存のお客さんに近況を伝える、その延長で少しずつファンを増やす。この順番なら、SNSはまだ使えます。

これからはクローズド寄りの発信が現実的

この先は、誰にでも見える公開空間より、関係者や見込み客に近い範囲でつながる使い方のほうが合ってくるはずです。商売に関係のない人たちにまで無理に露出しない。これは守りではなく、今の環境に合った設計だと思います。

大企業のように、イメージそのものが資産になる会社なら広い露出にも意味があります。けれども多くの地域企業や中小企業では、そこから得られるプラスより、マイナスのほうが大きくなりやすい。だからこそ、最初から広く見せる前提を外したほうがいいのです。

まとめ:SNSは「やるべきこと」ではなく「場を選んで使うもの」

今のSNSは、気軽に始めて成果を取りにいける場所ではありません。とくにTwitterは、場の空気そのものが荒れやすく、中小企業が正面から攻めるには危険が大きいと感じます。

それでもSNSが不要というわけではなく、関係のある人にだけ届くように使い方を絞れば意味はあります。広く露出することを目的にせず、誰に見せるのかを先に決める。その設計が、これからのSNS活用ではまず必要です。

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