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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- ウェブ活用で成果を分けるのは、技術力だけでなく日本語力でもあること
- 似たサービスが並ぶ時代には、言葉がつくる印象や体験が選ばれる理由になること
- AI時代ほど、生成された文章を評価し直す人の国語力が重要になること
今回は、ウェブマーケティングやIT活用における「国語力」の話です。技術や仕組みが大事なのはもちろんですが、それと同じくらい、いや場面によってはそれ以上に、日本語を扱う力が成果を左右する。そんな現場感のある内容でした。
似たサービスが並ぶ時代の差は言葉でつく
多くの業界で、サービスの大枠は似通ってきています。機能も価格帯も、ある程度の水準まではどこも押さえている。そうなると、お客さんは最後に何で選ぶのか。そこでは、問い合わせの受け答えやホームページの表現、見出しやタグラインが生む印象が効いてきます。
ここで言う体験とは、派手な演出ではありません。やり取りをする中で「この会社は分かってくれそうだ」と感じるかどうかです。その感触は、まさに言葉でつくられます。だから、日本語力のある人が社内にいるかどうかは、受注にも採用にも直結しやすいのです。
良いサービスでも伝わらなければ選ばれない
コンサルの現場では、話を聞くと強みがたくさん出てくるのに、外にはほとんど伝わっていない会社が少なくないそうです。実際には差別化要素があるのに、ホームページや資料になると平板になってしまう。これは技術不足ではなく、言葉に変換する力の不足で起こります。
キャッチコピーに違和感を持てるか、ターゲットに対して言葉の難しさが合っているかを判断できるか、外部の制作物に対して適切な修正意見を返せるか。こうした力は、社内に一人いるだけでも大きい。逆にここが弱いと、せっかくの魅力がうまく形になりません。
ライティングの型だけでは足りない
この回で面白かったのは、単にライティング技法を学べばよいという話ではなかったことです。PREPのような型やロジカルライティングの手法は役に立ちますが、それだけでは天井が早い。語彙や感性、相手にどう伝わるかを感じ取る基礎がなければ、型はうまく使いこなせません。
実体験として、小論文や添削を通じて文章力は伸ばせるという話も出てきました。つまり、日本語力は生まれつきの才能だけではなく、鍛えられるものでもあるということです。ただし独学だけで済ませず、誰かに見てもらう形の学びのほうが効果的だという示唆もありました。
AI時代ほど評価する側の国語力が問われる
最後に、このテーマが今あらためて重要になっている理由として、文章生成AIの広がりが挙げられていました。これからは、素のたたき台をAIが出すこと自体は珍しくなくなるはずです。けれど、そのままでは使えない。文体も足りないし、事実確認も必要だし、お客さんに出せる言葉へ直す作業が残ります。
ここで必要になるのが、まさに人間側の日本語力です。どこが不自然か、どこを削るか、どうすれば自社らしい言葉になるかを判断できなければ、AIを使っても中途半端な発信にしかなりません。つまりAI時代は国語力が不要になるどころか、むしろ評価と修正の力として重要性が増すわけです。
まとめ:国語力はウェブ活用の基礎体力
ウェブやITの活用というと、どうしても技術寄りの話に意識が向きがちです。けれど実際の現場では、どんな言葉で伝えるか、相手にどう受け取られるかが成果を大きく左右します。似たものが並ぶ時代だからこそ、その差は余計に大きくなります。
国語力は、コンテンツ制作だけの話ではありません。採用、営業、ホームページ、資料、AI活用まで、すべてに関わる基礎体力です。技術を学ぶのと同じくらい、言葉を扱う力にも意識的に投資する。その発想が、これからのウェブ活用には欠かせません。
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