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Podcastの概要
Web制作やコンサルティングを外部に依頼する際、専門家との対話に戸惑うことはないでしょうか。
「お任せします」ではなく、自社のプロとして対等に議論し、納得いくまで対話を尽くす。そのプロセスこそが、会社の資産となります。成果を最大化し、信頼できるパートナーを見つけるための具体的な心構えと実践的な方法を解説します。
Q1. Webコンサルタントなどの専門家と話すとき、どのような態度で臨めば良いですか。
相手を尊重しつつも、ご自身は「自社のビジネスのプロ」であるという自覚を持ち、納得できるまで質問や議論を尽くす姿勢が重要です。その対話のプロセス自体が、自社のノウハウという貴重な資産になります。
Q2. 信頼できるWebコンサルタントは、どうやって見つければ良いですか。
無料相談などを活用し、相手がその場で的確な回答を返せるか、また自社の課題を引き出すような深い質問ができるかを見極めましょう。可能であれば、契約前に実際のプロジェクト担当者と話す機会を持つことをお勧めします。
Q3. Webサイト制作を依頼する価値は、サイトが完成することだけですか。
いいえ。サイト制作の過程で、専門家との対話を通じて自社の事業や強みを客観的に棚卸しすることに大きな価値があります。そのプロセスで得られる気づきは、サイトだけでなく今後の事業活動全体の資産となります。
Q4. Web担当になったばかりで自社のことも詳しくないのですが、専門家と対等に話せるか不安です。
ご心配ありません。まずは事業をよく知る上長などを交えて対話を進めたり、周りがあなたをサポートする体制を整えたりすることが大切です。そうした状況を正直に伝えることで、専門家側も適切な協力体制を考えやすくなります。
Q5. 専門家から提案されたことは、すべて受け入れなければならないのでしょうか。
いいえ、その必要はありません。自社の現場感覚や顧客の声を元に「私はこう思うが、どうだろうか」と意見をぶつけ、議論を深めることが、より良い成果につながります。お互いの知見を掛け合わせることで、最良の答えが生まれます。
Web専門家との付き合い方:成果を最大化する「対話」の技術
Webサイト制作やコンサルティングを外部の専門家に依頼する際、どのような態度で臨むのが良いのでしょうか。今回は、Web制作会社やコンサルタントといった外部パートナーとの付き合い方について、プロジェクトの成果を最大化するための考え方をお伝えします。
専門家との向き合い方、2つのパターン
自分の知らない分野に詳しい専門家と接する時、私たちの態度は大きく二つに分かれがちです。
- 受け入れ型:相手は専門家なのだから、言われたことを受け止めて、それをどう消化するかを考える。
- 対立型:自分たちの領域に入ってくる感覚から壁を作ってしまい、理解し合うよりぶつかり合ってしまう。
多くの場合は、この両極端の間のどこかに位置するのではないでしょうか。
成果を出すための最適なスタンスとは
では、どうすれば良いのか。私がお勧めし、また実際に成果が出やすいと考えているのは、以下のスタンスです。
まず大前提として、お互いを尊重し合える関係性を築くこと。その上で最も重要なのは、専門家に対して気後れするのではなく、「自分たちは自分たちのビジネスのプロである」という自覚を持つことです。
そのプロ意識を土台に、納得いくまでパートナーに質問をしたり、「こちらはこう思うが、どうだろうか」と意見を交わしたり、といった「すり合わせ」のプロセスを大切にしてください。これは喧嘩を推奨するわけではなく、あくまでお互いを尊重した上で、共通のゴールに向けて納得できる地点まで落とし込むための対話です。
なぜ「プロセス」が重要なのか
Web制作やコンサルティングでは、ホームページや戦略レポートといった「最終的な成果物」が契約上のゴールになります。しかし、本当に会社の血肉となり、価値あるノウハウとして残るのは、成果物に至るまでの「プロセス」の中にある多くの気づきです。
どんな仕事でも、ゴールに至るまでにどれだけ豊かな経験ができたか、試行錯誤を重ねられたかが、会社や担当者の成長につながります。知らないことがある者同士がぶつかり合い、納得いくまで議論を尽くす。このプロセスにこそ、計り知れない価値があるのです。
特にWebサイト制作は、自社の事業を棚卸しする絶好の機会です。「なぜ我々は顧客に選ばれているのか」「競合が真似できない強みは何か」。こうした問いを専門家と共に考えることで、自分たちの会社の姿がより鮮明に見えてきます。このプロセスを意識するかどうかで、同じ費用を払っても得られる価値は何倍も変わってきます。
信頼できるパートナーを見極める方法
こうした建設的な議論ができる相手かどうかは、パートナー選びの重要な判断基準になります。その見極めには、問い合わせ段階でのやり取りや無料相談が非常に有効です。
- その場で的確な答えが返ってくるか:質問に対して毎回「持ち帰ります」ではなく、その場で思考し、的確な質問や回答を返してくれるか。瞬発力は、経験と実力の証です。
- 自分たちから情報を引き出してくれるか:良いパートナーは、適切な質問を通じて、自分たちでも気づいていなかった課題や強みを引き出してくれます。
- 実際に担当する人と話せるか:最初の相談窓口は優秀な営業担当者で、実際のプロジェクトは別の担当者、というケースは少なくありません。問い合わせの際に「実際にプロジェクトを進める方と話がしたい」と条件を伝えることをお勧めします。
この初期段階で「この人となら濃密な対話ができそうだ」と感じられるかどうか。それがプロジェクトの成否を分ける一つの鍵となります。
社内体制はどう整えるべきか
とはいえ、「担当者がWebに詳しくない」「入社したばかりで自社のこともまだ…」というケースもあるかと思います。その場合は、以下のような体制づくりが考えられます。
担当者が新人の場合
担当者一人に任せるのではなく、決裁権を持つ上長が同席するなど、チームで臨むことが重要です。これは担当者の能力の問題ではなく、周りを巻き込み、プロジェクトを円滑に進めるために必要な体制だからです。
経営者の関わり方
中小企業といえども、経営者が全ての打ち合わせに出る必要はありません。経営者には経営という本来の仕事があります。現場のことは担当者に権限を委譲し、周りがその担当者をサポートする雰囲気を作ることが、現実的かつ効果的な進め方です。
まとめ:ビジネスのプロとして、対等な対話を
Webやデジタルのような専門領域を前にすると、つい受け身になりがちです。しかし、皆さんは皆さん自身の事業のプロです。その自信を持って、分からないことは分かるまで、パートナーと対話を尽くしてください。良いパートナーであれば、その姿勢を必ず歓迎してくれるはずです。
その対話のプロセスを通じて得られる気づきや学びこそが、Webサイトという成果物以上に、会社を強くする資産となります。ぜひ、その価値を最大化できるようなパートナーシップを築いてください。
詳細はPodcastをお聞き下さい。
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