第73回:2016年最初にやるべきことは2015年の積み残し対応!

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 年初に新しい流行を追う前に、前年の積み残しを片づける方が成果につながりやすい。
  • モバイル対応やHTTPSのように、すでに話題になっていたテーマを放置すると、やるべきことが負債として積み上がる。
  • 今のWebマーケティングは、昔ほどルールが激しく変わる時代ではなく、基礎を固める重要性が高い。
  • 第1四半期は新ネタ探しではなく、サイト、広告、社内の運用体制といった土台を整える時間にした方がよい。

新年の計画より先に積み残しの整理

年が変わると、どうしても「今年は何が来るか」「どのトレンドに乗るべきか」という情報に目が向きます。ですが私は、その前にまず前年のやり残しを見直した方がいいと話します。2015年にも当然、追うべきテーマはたくさんあったはずで、それを消化しないまま2016年の新しい話へ飛ぶと、未処理の課題が増える一方だからです。

新しい情報は目新しいので、手をつけた気になりやすい。しかし本当に効くのは、すでに必要だと分かっていたのに後回しになっていたことを片づける作業です。年初こそ、その棚卸しから始めるべきだというのが今回の軸です。

モバイル対応を後回しにしない

具体例としてまず挙がるのが、モバイルフレンドリー対応です。スマートフォンで見やすいこと、表示速度がきちんとしていることは、2015年の時点でかなり重要になっていました。それでも実際には、未対応のサイトや、対応していても見づらいサイトがまだ多いと私は話しています。

しかも問題は、ただスマホで表示できればいいという話ではありません。スマートフォンで見ている人とパソコンで見ている人では、見たいものが違うことも多いのに、同じものをそのまま見せているケースもある。こうした基本部分を詰めないまま次のトレンドを追っても、基本・ベースとなる部分の弱さは残ります。

HTTPSは順位より方針づくりの問題

もう一つの例がHTTPSです。Googleのランキング要因になると言われても、実際の順位変動は大きくない。私自身も、移行して劇的な変化はなかったと率直に話しています。ただ、それで終わりではありません。

重要なのは、検索キーワードの取得が難しくなるなど、Web全体が直接データを取りにくい方向へ進んでいることです。だからこそ、順位への影響が大きいかどうかではなく、そういう環境変化の中でどう解析し、どう改善していくかの叩き台を作っていたかが問われます。話題を知っていたかではなく、方針に落とせていたかが大事です。

今はF1のような時代ではない

私は、昔のSEOやWebマーケティングをF1にたとえています。毎回ルールが変わり、その変更をくぐり抜けることが勝敗を左右するような時代です。もし今もそうなら、前年の積み残しより、今年の新ルールを追いかける方が効くかもしれません。

けれども、今はそこまで大きくルールが変わる時代ではありません。お客さんが求める内容をきちんと作り、解析の仕組みをスムーズにし、必要な情報発信を続ける。そうした基本形は大きくは変わっていない。だからこそ、派手な新ネタより、基礎を積み上げる方が結果につながりやすいのです。

第1四半期で土台を固める

そのため私は、2016年の最初の四半期は、2015年の積み残しをやり切る期間にしてほしいと勧めています。モバイル対応を仕上げる。広告を見直す。サイトの基礎を整える。会社の中でWebを活用する文化を少しずつ作る。そうした地味な作業を優先するべきだという考え方です。

SEOについても、ブラックなことではなく、ホワイトなやり方で上位表示しやすい状態を整えることが大事だ。派手さはなくても、その積み重ねで十分成果が出る時代だからです。むしろ、今成果が出ていないサイトほど、この基礎固めが効きます。

積み残しを片づけると見え方が変わる

前年の宿題を片づける意味は、単に遅れを取り戻すことではありません。実際にやってみると、何が効いて、何が思ったほど効かなかったかが見えてきます。その状態で新しいトレンドを見ると、受け取り方が変わります。

これは意味がありそうだ、これは自分たちには今はいらない、という判断がしやすくなるのです。毎年のトレンドは、積み重ねの上で取捨選択して初めて役に立ちます。土台がないまま流行だけを追うと、判断基準そのものが育ちません。

まとめ:新しさより基礎の消化を優先する

年初にやるべきことは、新しい話題を追いかけることではなく、前年に必要だと分かっていたのに終わらなかったことを片づけることです。モバイル対応、HTTPSをきっかけにした方針づくり、広告やサイトの基礎改善、社内の運用体制づくり。こうした地味な作業を第1四半期でやり切ることで、その年のトレンドも初めて意味を持ちます。まずは積み残し対応から始める。それが新しい一年を強くする近道です。

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