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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 「新規取得できるドメイン」は、過去に誰も使っていないとは限らないこと
- 取得前に過去利用歴を確認するだけで避けられるリスクがあること
- 使わなくなったドメインも、簡単に手放さない方がよい理由
ドメインは、Web担当の人だけが気にする技術用語ではありません。サイトを作る時に取るもの、という理解だけだと見落としやすい落とし穴があります。今回は、実際のニュースをきっかけに、「新規ドメイン」の見え方と、使わなくなったドメインの扱い方を考えます。
新規取得できても、本当に新しいとは限らない
話の発端は、過去に使われていたドメインが更新されず、第三者に取得されてしまったケースでした。期限が切れたドメインは、しばらくの猶予期間を過ぎると誰でも取れる状態になります。そうなると、昔の運用実績や被リンクを目当てに、中古ドメインとして狙われることがあります。
ここで大事なのは、多くの人が「新規ドメイン取得」と聞くと、誰も使ったことのないまっさらな名前を想像しやすいことです。ですが実際には、今この瞬間に取得可能という意味でしかありません。以前に別の誰かが使っていた可能性は十分あります。
しかも、ちょうどよい名前が妙に空いている時ほど要注意です。運がいいのではなく、過去に使われ、何らかの理由で残され、誰も欲しがらなくなっていた可能性もあるからです。
取得前に見るべきは過去の痕跡
ではどうするか。ここで勧められているのは、取得前の基本調査です。まず、そのドメイン名で検索してみる。過去に使われていれば、何かしらの痕跡が出ることがあります。さらに、Wayback Machine のような過去アーカイブを見れば、どんなサイトだったのかをざっくり確認できます。
もし、過去に普通の会社サイトや同名企業のサイトとして使われていた程度なら、まだ検討の余地はあるかもしれません。ただ、怪しい通販、アフィリエイト、オンラインカジノのような内容が見えるなら、避けた方が無難です。検索評価の面でも、信用の面でも、わざわざリスクを背負う必要はありません。
この話は技術論というより、余計な火種を持ち込まないための実際の現場です。新規取得の画面で空いているから安心、ではなく、取る前に一度履歴を見る。それだけでも判断の質はかなり変わります。
手放したドメインは、別の意味を持ち始める
もう一つの論点は、不要になったドメインをどうするかです。特設サイト、昔の事業名、共同プロジェクト、個人事業時代の名残。そうしたドメインを「もう使わないから」と更新停止すると、その後は第三者が使えるようになります。
問題は、ドメインを手放した側は過去のものと思っていても、外から見るとそうではないことです。昔のリンクが残っていたり、誰かの記憶に残っていたりすると、そのドメインへ訪れた人が全く別のサイトを見ることになります。下品な内容のサイトが出るだけでも印象は悪いですし、元の事業になりすましたような使われ方をされれば、さらに厄介です。
話の中でも、個人事業時代のドメインをほぼ使っていなくても維持し続けている、という実感のある例が出てきます。年間費用はかかりますが、過去の資産や信用を守るコストと考えれば、十分意味のある判断です。
新規ドメインを増やしすぎない発想
この話は、ドメインを取る前の設計にもつながります。いずれ使わなくなりそうな特設サイトなら、最初から独立ドメインを取らず、既存ドメインの下で運用する選択肢もあります。新規に取れば自由度は高い一方で、将来は維持責任も増えます。
つまり今回の話は、「どう取るか」と「どう持ち続けるか」がセットだということです。取得時だけを見てしまうと、後で思わぬ形で返ってきます。
まとめ:ドメインは取得時より、その後の扱いが重要
今回押さえておきたいポイントは二つです。ひとつは、新規取得できるドメインでも過去利用の有無は必ず確認した方がよいこと。もうひとつは、一度使ったドメインは、使わなくなっても簡単には手放さない方がよいことです。
ドメインは、取って終わりの部品ではありません。過去の信用や記憶も引きずる資産です。だからこそ、取得前の確認と、取得後の付き合い方の両方を意識しておくことが、後から効いてきます。
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