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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、GoogleレンズやSearch On 2022の話題を入り口に、画像や音声で直感的に検索できる時代に売り手が気をつけるべきことを整理します。便利さそのものは歓迎すべきですが、その検索体験に売り手まで引っ張られてしまうと、商売に必要な考える力を落としてしまう危険があります。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 画像や音声による検索が何を変えるのかをつかめる
- 買い手にとっての便利さが売り手には別の課題を生むと分かる
- 直感的な検索時代でも売り手が手放してはいけない思考が整理できる
検索は言葉に合わせる時代から離れつつある
昔の検索は、コンピューターに伝わりそうな単語をこちらが選び、なるべくうまく通じる形で入力するものでした。今は自然言語の理解が進み、多少雑な文章でも意図をくみ取ってくれるようになっています。さらに、写真や音声を使って、目の前のものや言葉にしづらい違いまで調べられる方向へ進んでいます。
私が触れていた例も象徴的でした。同じ柄の靴を探したい、チェーンが外れた自転車をどう直すか知りたい。こうした内容は、言葉だけで正確に説明するより、画像を使った方が早い。つまり検索は、テキストでの言語化から少しずつ解放されているわけです。
買い手には便利でも売り手には別の怖さがある
消費者の立場なら、直感的に調べられることは基本的に良い変化です。ですが、売る側までその感覚にどっぷり浸かると危ない。私が強く警戒していたのはここでした。
なぜなら、何を売るか、どう勝つか、次に何を作るかを考えるときには、直感だけでは足りないからです。本来は、状況を言語化し、仮説を立て、テストし、また考え直すという流れが必要です。ところが、検索が何となくうまく答えを返してくれる体験に慣れすぎると、自分で論理的に組み立てる力を使わなくなってしまうんですよね。
AIの提案だけでは差別化にならない
その延長で、AIが次に売れるものや良いキャッチコピーを教えてくれるのではないか、と期待したくなるかもしれません。実際、そうした支援ツールはすでにあります。ただ、私はそこにも冷静でした。みんなが同じ道具を使えば、出てくる案も似てきます。
それでは差別化要因にはなりませんし、価格や流通で強い相手に勝つことも難しいままです。大事なのは、AIや検索が出してきたものをそのまま採用することではなく、それを材料にして、何を足すか、何を引くか、どう試すかを自分たちで考え続けることです。
直感が支配する市場ほど売り手は言語化が要る
買い手の行動が直感的になるほど、売り手にも直感で対応したくなる誘惑があります。しかし、直感だけで良いものを作り続けられるのは本当に一握りです。多くの企業は、言語化し、論理的に組み立て、検証を重ねることでしか前に進めません。
だからこそ、検索体験が便利になったことをそのまま自分たちの思考停止につなげてはいけない。買うときは直感的でよくても、売るときは頭を切り替える必要があります。私が言っていた「便利になったことで失うものがある」という感覚は、まさにこの点です。
便利さを受け入れつつ、考える筋力は落とさない
Googleの新しい技術や検索体験自体は面白く、わくわくするものです。そこを否定する必要はありません。ただ、売り手がそれに流されて、自分で考えなくなることだけは避けたい。
検索やAIの進化を受け入れながらも、自社としてはどう勝つのか、どの層にどう刺すのか、何を仮説として動くのかを言葉にし続ける。この切り替えができるかどうかで、便利さを味方にできるか、逆に飲み込まれるかが分かれていきます。
まとめ:直感検索の時代ほど売り手は論理を手放さない
画像や音声で検索できるようになること自体は、買い手にとって大きな前進です。しかし、売り手までその直感的な感覚に流されると、商品づくりや訴求に必要な言語化と検証の力が落ちてしまうんですよね。AIの提案や便利な検索体験は使ってよい。ただし、それをそのまま答えにせず、自分たちで考え、組み替え、試すことが欠かせません。直感で探せる市場になるほど、売り手にはむしろ論理的に考える筋力が求められます。
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