第41回:フレームワークで分析することがゴールではない

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 3Cや4Pなどのフレームワークは、答えを出すものではなく、考えるための道具である。
  • 分析で止まると価値は生まれず、次の行動や施策まで落とし込んで初めて意味が出る。
  • 競合・顧客・自社の整理は、隠れた強みの発見や訴求の組み立てに使ってこそ成果につながる。
  • コンサルタントだけでなく、デザイナーやライターもフレームワークを持つと判断の質が上がる。

フレームワークは整理の道具

今回は、マーケティングのフレームワークをどう使うべきかという話です。3Cや4P、5フォースのような定番の枠組みは、自分の頭の中を整理するうえでも、経営者や営業、マーケティング担当者と共通言語を作るうえでもとても役に立ちます。まずは使ってみる価値がある道具です。

ただし、ここで勘違いしやすいのは、フレームワークそのものが答えを出してくれるわけではないという点です。私は、体温計や測定機器のようなものだと整理しています。数値や状況は見せてくれるけれど、その結果を見て何をすべきか判断するのは自分自身です。

分析で終わる罠

特に使い始めの段階では、3Cで自社、顧客、競合を整理して「なるほど、今の状況はこうなっているのか」で止まってしまいがちです。ですが、本当に大事なのはその先です。今の環境を見たうえで、自社は目標達成のために何をするのか、どこを突くのか、どう打ち出すのかまでつなげなければいけません。

競合が何を押し出していて、お客さんがどこを重視しているのかが見えたなら、自社はどの強みで選ばれるのかを考える必要があります。表に出していなかった強みが、実はお客さんにとって大きなメリットになることもあります。そこまで見えたら、次はクリエイティブ、キャンペーン、Webサイト、キーワード設計といった施策に落としていく。ここまでがセットです。

提案まで行って初めて価値になる

特にコンサルタントが注意したいのは、分析結果の説明だけで終わると「そうですね」で話が終わってしまうことです。分析の目的は、提案を作ることです。さらに言えば、提案を通じて成果につなげることがゴールです。

そのためには、何でも分解して分析する癖をつけるだけでなく、「では自分だったらどう動くか」まで一緒に考える必要があります。原因を見つけたところで満足しやすい人ほど、その一歩先まで意識しておくと実際の現場の質が変わります。

一つ持つと判断の軸になる

フレームワークは、どれが絶対に正しいというものではありません。私は3CをWeb向けにカスタマイズして使っている一方で、別の考え方を中心にしているコンサルタントもいます。大事なのは、有名なものを一通り触りながら、自分に合う一本を持つことです。

また、これはコンサルタントだけの話でもありません。デザイナーやライターも、結局は他社との比較の中で仕事を考えることになります。だからこそ、競合、顧客、自社という視点を持っていると、より経営やマーケティングに強いアウトプットが作りやすくなります。

まとめ:分析を提案と成果に変える

フレームワークは便利ですが、それ自体を作ることが目的ではありません。状況を整理し、共通言語を作り、その結果をもとに何をするかを決めるための道具です。分析で止まらず、提案に進み、施策に落とし、成果につなげる。そこまで進めて初めて、フレームワークは武器になります。

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