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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 今すぐ作れそうな商品やサービスから考え始めると、参入しやすい分だけ真似もされやすい。
- 簡単に作れるものは、最初に売れても後追い参入で一気にレッドオーシャン化しやすい。
- 商品開発では、自社しか出せない価値を先に作るか、参入後に参入障壁を上げる戦略までセットで考える必要がある。
- 市場、顧客、競合を長期視点で見て、特に間接競合まで含めて判断しなければ危ない。
今作れるものから始める罠
今回はWeb運営そのものより、少し商品開発寄りの話です。私が問題にしているのは、「うちには今この資産があるから、まずこれを作って売れないか」という発想です。知識、人材、お金といった今ある資産の中で、すぐ形にできそうなものを選ぶ考え方は、一見すると堅実に見えます。
ですが、会社として突出した技術や人材を持っている場合を除くと、この考え方はうまくいかないことが多いと指摘しています。理由は単純で、自分たちにとって簡単に作れるものは、他の人にとっても作りやすい可能性が高いからです。しかも、早く何か始めたい気持ちが強いほど、こうした商品に飛びつきやすくなります。
簡単に作れるものがレッドオーシャンになる理由
たとえ今は競合が見当たらず、ニーズもありそうな商品があったとしても、それで安心はできません。最初は売れるかもしれませんし、しばらくは伸びるかもしれません。ですが、それを見た他のプレイヤーが後からどんどん入ってくると、状況はすぐ変わります。インターネット上では特にその速度が速く、大手が入ってきたら一気に苦しくなります。
その結果、最初だけ売れて、後は先細りになるというライフサイクルに入りやすくなります。これでは、長期的にお金を落としてくれる商品やサービスにはなりません。思いつきで当たったものほど、簡単に追いつかれてしまう。この前提を持たずに、当たり始めた商品へ会社の力を寄せすぎるのは危険です。
参入前に決める二つの道
私が示している道筋は二つあります。一つは、最初から自社でしかできない価値を抱えた商品やサービスを作ることです。真似しづらい強み、つまり参入障壁を持った状態で出すやり方です。もう一つは、参入後にどうやって参入障壁を上げていくかまで含めて、戦略を決めてから入ることです。
どちらにせよ、「これならできそう」「ニーズもありそうだからやってみよう」で始めて、そのまま会社の柱にしてしまうのは避けるべきだという話です。特に中小企業や小規模事業者は、一本こけたときの影響が大きいからです。売れそうかどうかだけでなく、その後も守り続けられるかまで考える必要があります。
長期戦で見る市場と競合
では何を見ればよいのか。そこで出てくるのが、市場、顧客、競合をきちんと見るという基本です。私は3Cを土台にした考え方に触れつつ、特に競合は直接競合だけでは足りないと言います。たとえばコーヒーなら、昔はコーヒー店同士を見ていればよかったかもしれませんが、今はコンビニやファストフードも競合になります。
Webの世界ではこれがさらに顕著です。真似がしやすく、新しいサービスも次々に出てきます。見えにくい間接競合も多く、気づいた時にはお客さんが別の解決策へ流れていることもあります。だからこそ、五年、十年と戦っていけるかという長い視点で市場環境を見て、商品を考えなければいけません。
まとめ:売れそうかより、守れるかで考える
簡単に作れる商品やサービスは、参入しやすい分だけ追いつかれやすく、気づけばレッドオーシャンになりやすいものです。商品開発で本当に大切なのは、今作れるかどうかではなく、その価値を自社が守り続けられるかどうかです。自社ならではの強みを作るか、後から参入障壁を築く戦略を用意するか。その前提を持って市場、顧客、競合を見渡すことが、長く戦える商品づくりにつながります。
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