第91回:Web制作会社とお客さまがよりよい関係を築くために

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • Web制作会社とお客さまの関係は、作業を丸投げするより、制作過程を共有したほうがよくなる理由を理解できる。
  • お客さまを巻き込むことは負担ではなく、判断基準やモチベーションを育てる付加価値になりうると分かる。
  • 巻き込みは成果と継続につながる一方、意見の整理を設計しないと混乱を招くことも整理できる。

顧客を動かすことは付加価値

この回の中心にあるのは、「お金を払ってもらっているのに、お客さまに動いてもらうのは悪いことではない」という考え方です。むしろ、制作や改善の過程を共有し、一緒に考えてもらうことが、そのまま価値になる。制作会社とお客さまがよりよい関係を築くためには、この発想の転換が必要だと語られています。

制作中がいちばん伝わる

提案前に「たくさん頑張ってください」と言えば嫌がられやすいですし、受注後に急に手のひらを返すのもよくありません。ただ、制作の真っ最中は違います。お客さまが一番本気になりやすく、判断の基準やマーケティングの考え方、お客さま目線の大切さを伝えるには最もよい時期です。だから制作会社は、この時間を単なる作業期間にせず、学びの期間として使うべきだという話になります。

プロセス共有が関係を変える

制作の中でお客さまを巻き込むと、ただ情報をもらえるだけでは終わりません。お客さま側の理解度が上がり、どういう視点で物事を考えるべきかが伝わります。価格だけで判断しないこと、自社目線ではなく顧客目線で考えること、サービスの価値をどう伝えるか。そうした感覚が共有されると、会話そのものが変わってきます。

言葉が通じる関係

お客さまのレベルが上がると、制作会社にとっても大きなメリットがあります。なぜこれが必要なのか、どこが重要なのかを伝えやすくなり、本当に価値のある提案が通りやすくなります。担当者一人だけでなく、できれば複数人を巻き込んだほうがよいというのも、関係を組織的なものにするためです。

共同体験が成果と継続をつくる

この巻き込みは、制作中だけの話ではありません。運用段階に入ったあとも、お客さまの中に判断基準や価値観が残るので、改善が進めやすくなります。さらに、安い会社が現れても、単純な価格比較だけでは動きにくくなる。なぜなら、その制作会社と一緒に学び、考え、成果をつくったという共同体験があるからです。

離脱防止につながる関わり

成果だけでは離れていくお客さまもいます。しかし、成果に加えて、制作過程で価値観や判断基準まで共有できていると、関係は簡単には切れません。全部丸投げして終わりではなく、自分たちも関わって理解が深まったという実感があるからです。この回では、その状態こそが本当の意味での継続につながるとされています。

巻き込みには整理の設計がいる

もちろん、巻き込みには難しさもあります。お客さまのコミットが高まるほど、いろいろな人が意見を言いたくなります。そうすると、制作現場は簡単にカオスになります。だから巻き込むなら、社内で誰が意見をまとめるのか、どの段階で確認するのかを事前に決めておく必要があります。

意見の噴出を前提にまとめる

実際には、公開前に見てくださいと言っても見ないまま進み、公開した瞬間に「ここを変えてほしい」と言い出すことはよくあります。だからこそ、内部確認の流れや窓口を先に整えておくことが重要です。巻き込みは大切ですが、整理役がいなければ関係も制作も崩れます。よい関係は、熱量と同時に交通整理でできています。

まとめ:一緒に作ることが関係を強くする

Web制作会社とお客さまの関係をよくするには、作業をきれいに納品するだけでは足りません。制作の過程を共有し、お客さまを巻き込み、考え方や判断基準まで一緒に育てていくことが必要です。その関わりは、理解を深め、成果を上げ、継続にもつながります。だからこそ、ただ丸投げを受けるのではなく、一緒に作る関係を設計することが大事になります。

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