第147回:他社の生の声を国の調査から拾って、自社との比較をしよう

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 国の調査資料には、数値だけでなく他社の生の声に近いコメントが含まれていることがある。
  • そうした定性情報を使うと、業界全体の課題なのか、自社固有の問題なのかを見分けやすくなる。
  • 他社が困っていない点で自社だけが苦しんでいるなら弱みが見え、逆に自社だけ困っていない点は強みの手がかりになる。
  • 比較から見えた差分を、ホームページや採用、販促の戦略に反映させることが重要である。

生の声が比較の起点になる

競合他社が今どんな状況にあるのかは、本来なかなか手に入りません。数字の統計は見つかっても、実際にどこで困っていて、何に手応えを感じているのかまでは分かりにくいものです。今回の話は、そうした時に国の調査資料の中にあるコメント欄のような定性情報が役に立つ、という内容でした。

数字だけでは見えない違和感

売上や景況感の数字だけを見ても、そこから先の打ち手は見えにくいことがあります。ですが、調査対象企業のコメントには、冬物コートは動いたが春物は鈍い、印刷物の発注が減って価格競争に巻き込まれている、人手不足で仕事を制限している、といった現場の感触がにじみます。こうした言葉は、自社の実感と照らし合わせた時に強い刺激になります。

コメント欄から業界課題を読む

他社のコメントを読む価値は、単に面白いからではありません。同じ業界や近い業種の会社が何に悩んでいるかを見ることで、それが自社だけの問題なのか、業界全体の流れなのかを切り分けやすくなります。業界全体の課題なら、自社の努力不足だけで片づけるのではなく、その前提で戦い方を考える必要があります。

人手不足や価格競争の空気感

たとえば、人が取れないという声が多いなら、採用を前提にした成長計画だけでは苦しくなるかもしれません。価格競争が激しいという声が出ているなら、同じ土俵で消耗する前に、付加価値や見せ方を変える必要があるかもしれません。コメントは統計ではなく参考情報ですが、その業界に漂っている空気をつかむ材料としては十分に役立ちます。

比較が自社の強みと弱みを浮かばせる

比較の面白さは、自社の欠点を探すことだけではありません。他社が困っているのに自社は困っていない項目があれば、それは強みの芽かもしれません。逆に、他社はあまり苦しんでいないのに自社だけ強く困っているなら、どこかに大きな穴がある可能性があります。

困っていない理由を掘る

ここで大事なのは、差を見つけて終わらないことです。なぜ自社はその問題に困っていないのか。なぜ自社だけ厳しいのか。そこを掘ることで、強みの言語化や改善テーマの発見につながります。比較は、目標との差分を見るのと同じで、次に何をすべきかを考えるための最も分かりやすい入口です。

Web施策は経営の下敷きで考える

今回の話がWeb活用につながるのはここです。ホームページは特別な存在ではなく、あくまで経営や販売戦略の上に載るチャンネルの一つです。だから、他社比較から見えてきた業界の課題や自社の特徴を、サイトや採用、販促の設計に落とし込まなければ意味がありません。

比較結果をサイトや採用に反映する

人手不足が業界共通のテーマなら、通年採用を見据えた採用ページを磨く必要があります。季節要因で売れ筋が変わるなら、見せ方や特集の組み方を工夫する余地があります。価格競争が厳しいなら、価格以外の価値をどう伝えるかをサイトの中で整理しなければなりません。比較で得た差分を実際の発信に変えることで、調査が初めて経営の武器になります。

まとめ:国の調査を他社比較の材料に変える

国の調査資料は、数字を見るだけでも意味がありますが、コメントのような定性情報まで読むと価値が一段上がります。他社の生の声に近い材料と自社の状況を比べることで、業界全体の課題、自社の強み、自社の弱みが見えやすくなるからです。その差分をホームページや採用、販促に反映させていくことが、比較を実際の現場に変える一番確かなやり方です。

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