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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 「ホームページがダサい」という曖昧な違和感は、リニューアル相談の入口として十分に価値があると分かる。
- 経営者がうまく言語化できていない違和感の裏には、マーケティングや営業上の課題が潜んでいることが見えてくる。
- その曖昧さをほどいて課題化するのは、依頼側ではなくWebの専門家側の仕事です。
- ROIやアクセス数の予測だけを頼りに動こうとすると、かえって遅くなりやすい理由が分かる。
「ダサい」は軽い相談ではない
ホームページのリニューアル理由として、「ダサいから」「なんとなくよくないから」という言い方は駄目だ、と昔からよく言われます。この回では、その通説に対して現場感覚から違う考え方・方向性が示されています。結論から言えば、今の中小企業の相談では、その違和感を入口にして全く問題ない、という立場です。
昔の表層的な理由とは少し違う
10年、15年前なら、単に競合より見た目をよくしたい、かっこよくしたい、というだけの相談も確かに多かったと語られています。けれど、今はホームページが事業の中で当たり前の存在になっています。その中で経営者が「なんか違う」と感じる時は、見た目の好みだけでは済まないことが多い、というのがこの回の実感です。
言葉が雑でも感覚は雑とは限らない
経営者は違和感を持っていても、それをWeb用語やマーケティング用語で説明できるとは限りません。だから「イケてない」「違和感がある」というふわっとした言い方になる。でも、その曖昧さの奥には、言語化しきれていない問題意識があることが多い。ここを切り捨てないことが大事だと語られています。
違和感の裏にある本当の課題
この回では、その違和感が何から生まれるのかもかなり具体的に語られます。
実際の会社とサイトの印象がずれている
例えば、パンフレットや店舗の雰囲気とホームページが離れすぎている。ホームページを見て来た人に「思ったよりおしゃれですね」と言われる。そうしたズレが積み重なると、経営者の中に説明しづらい違和感がたまっていきます。見た目の問題に見えて、実際にはブランドの一貫性や伝わり方の問題が埋まっています。
社内外の小さな声が積もっている
社員から「もっと分かりやすくならないか」と言われていたり、お客さまから何気ない反応を受けていたりするうちに、「うちのホームページは何かおかしい気がする」という感覚が形になります。つまり、そのふわっとした相談は、現場の声がうまく整理されずに集まった結果でもあるわけです。
曖昧な相談を解きほぐすのが専門家の役割
だからこそ、この回ではWeb側の責任もかなりはっきり語られています。
依頼側に完璧な言語化を求めない
相談する側は、自分たちの違和感と仮の解決策を持ってくるところまでで十分です。そこから先、その違和感は何なのか、リニューアルで解くべきか、一部改修や戦略変更で解くべきかを整理するのは、専門家の仕事だと考えてはどうでしょうか。依頼側に最初から正しい課題設定まで求めるのは筋が違う、という言い方はかなりした。
質問を重ねると課題は出てくる
実際には、なぜそう思ったのか、いつからそう感じたのか、他にも同じことを思っている人はいるのか、と問い直していくことで、マーケティング上の課題や営業上の課題が見えてくるケースが多いとされています。曖昧な相談を門前払いするのではなく、ほどいて意味のある課題に変える。その役割を果たしてこそ、Webの専門家に価値があるという流れです。
予測が立つまで待つ方が危ない
話はここから、よくある別の誤解にも広がっていきます。それが「投資対効果が見えないと動けない」という考え方です。
最初からきれいなROIは出しにくい
広告ならある程度の相場観があっても、ホームページ全体の改善やリニューアルは、やってみながら調整しないと見えてこない部分が大きいと語られています。検索順位も動くし、コンテンツ制作のコストも上がっている。そうした状況では、「これをやれば何カ月後にこの数字になる」と最初から精密に言い切るのは難しい。だから、目星がつくまで待つという姿勢は、実はかなり動きにくい考え方です。
まず一歩踏み出す方が現実的
もちろん目標は置くべきですが、勝てると分かってからしか動かない、という姿勢では機会損失が大きくなります。今のWebは、改善のサイクルの中で初めて見えてくることが多い。だからこそ、違和感があるなら早めに動き、そこから学習していく方が現実的だというメッセージになっています。
アクセス数より、誰が来ているか
さらにこの回では、アクセス数へのこだわりにも疑問が投げかけられています。
アクセスが増えても売上は比例しない
地域商圏のサービスや、限られた相手に価値を届ける商売では、お役立ち情報でアクセスを集めても、その多くは商圏外の人になりがちです。役に立ったで終わる人が大量に来ても、売上には直結しません。だからアクセス数だけ見て判断すると、方向を誤りやすいわけです。
少ないが濃いアクセスの方が強い
むしろ、会社のコンセプトや来てほしい相手像をきちんと出した結果、アクセス自体は減っても、欲しいお客さまが来るようになって売上が上がることもあると語られます。見かけの数字より、誰が来ているか、どの質の相談が増えたかを見るべきだと考えてはどうでしょうか。ここでも、表面的な指標より裏側を見ろという、この回全体の考え方が通っています。
まとめ:違和感は、掘る価値のある入口
ホームページがダサい、何か違う、うまく言えないけれど違和感がある。そうした感覚は、雑な相談ではありません。むしろ、言語化できていない課題がそこに眠っている可能性が高い入口です。その違和感を受け止め、質問し、解きほぐし、リニューアルなのか別の打ち手なのかを整理するのがWeb側の仕事です。さらに、ROIやアクセス数のきれいな予測だけを待つのではなく、まず動いて学ぶ姿勢も必要になります。この回は、曖昧な違和感を切り捨てず、事業の改善へつなげるための考え方を示していました。
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