第331回:あなたはテレワーク向き?オフィス向き?を考える時に大事な2つの観点と、押さえたいポイント

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • テレワークかオフィスかを優劣で語ると見誤る理由が分かる
  • 自分に合う働き方を考えるときに、好き嫌いではなく能力発揮で見る視点が持てる
  • リモートワークで本当に重要な適性がどこにあるかを整理できる

リモートワークが広がってから、テレワークのほうが進んでいる、いやオフィスに戻るべきだ、といった議論が増えました。ただ、今回の話で一貫しているのは、働き方に優劣をつける発想自体が危うい、という点です。

大事なのは、どの働き方が正しいかではなく、自分や自社にとってどの環境が最も力を発揮しやすいかを見極めることです。その視点に立つと、テレワーク向きかどうかの考え方・方向性もかなり変わってきます。

働き方を序列で見ない

リモート、オフィス、その中間の少人数で集まる形。この三つの働き方には、それぞれ特性があります。ところが現実には、リモートを活用している会社のほうが先進的だとか、やはりオフィスこそ本来の形だとか、どちらかを上に置く議論になりがちです。

しかし、それは宗教論争のようになりやすく、実際の働きやすさや成果の話から離れてしまうんですよね。会社の事情として、全部を選べないことはあります。それでも、まず考えるべきなのは優劣ではなく、特性の違いです。

判断の軸は好き嫌いではなく能力発揮

今回の話では、人が最も力を出しやすい環境を大きく三つに分けていました。一人で集中する独学型、集団の空気の中で進む集団型、少人数の安心できる環境で力を出す中間型です。

この整理が面白いのは、学校時代の勉強の仕方に置き換えて考えている点です。一人でやると一番進んだのか、みんなで授業を受ける形が合っていたのか、それとも友人同士の小さな集まりが一番やりやすかったのか。仕事でも、似たような傾向が出やすいという見立てです。

しかもここで強調されていたのは、好き嫌いで決めないことでした。集団に嫌な思い出があるから一人がいい、という話ではなく、その環境で本当に集中できるか、成果を出せるかで見なければいけません。

会社側も特性として受け止める

この考え方・方向性に立つと、集団型の人が多い組織で全面リモートに振るのは、かなり大きな変化になります。逆に、一人で深く考えてアウトプットする人が多い組織なら、リモートのほうが自然に機能するかもしれません。働き方は流行で決めるものではなく、組織と個人の特性で決めるものだ、という整理になります。

リモート適性で本当に大事なもの

後半では、リモートで結果を出せる人の特徴として挙げられがちな項目を見直しながら、何が本質かがあります。その中で特に重視されていたのは、タイムマネジメントと、相手がどう受け取るかへの感度です。

リモートでは、始業よりも終業のコントロールが難しくなりがちです。家で働くと、だらけるというより終わりどころがなくなる人も多いからです。自分で区切りをつけ、働きすぎも含めて管理できるかは、かなり大きな要素になります。

また、対面よりも表情や空気が読みづらいぶん、チャットやオンライン会議で自分の振る舞いがどう見えるかを意識できるかも重要です。少し過剰なくらい相手の受け止め方を想像できる人のほうが、リモート環境ではうまく回しやすくなります。

重く見すぎなくてよい条件もある

一方で、よく言われる条件の中には、そこまで本質ではないものもあります。たとえば、最新テクノロジーに詳しいこと。もちろん変化に前向きであることは大事ですが、細かな技術を全部自分で解決できる必要まではありません。

また、旅行好き、いろいろな場所で働くのが好き、といった点も、ごく一部の仕事を除けば決定的ではないという考え方・方向性でした。刺激を受けて抽象的な発想を具体化する仕事には向くかもしれませんが、多くの実際の現場では、慣れた環境のほうがむしろ安定します。

多様な働き方への理解も大切ですが、これはリモートに限らず、これから仕事をする人全体に求められる姿勢です。リモート特有の適性だけを大げさに捉える必要はありません。

自分に合う環境を選ぶ発想へ

結局のところ、テレワーク向きかオフィス向きかを考えるときに大切なのは、自分がどこで一番能力を発揮できるかを見つめることです。しかもそれは、理想や憧れではなく、実際の自分の反応や仕事の進み方を基準にしなければ意味がありません。

会社側もまた、記事や世の中の空気をそのまま信じるのではなく、個人と組織の特性を見たうえで働き方を設計する必要があります。選択肢が増えた時代だからこそ、流行より適性が重要になります。

まとめ:成果を起点に働き方を選ぶ

テレワークとオフィスワークは、どちらが上かを競うものではありません。まずはその前提を外し、自分が一人で力を出すタイプなのか、集団で伸びるタイプなのか、少人数の安心できる場が合うのかを見極めることが出発点になります。

そのうえで、リモートに必要なのは、タイムマネジメントと相手への想像力を軸にした適性です。好き嫌いやイメージではなく、成果を最も出しやすい環境を基準に考えることが、これからの働き方選びでは欠かせません。

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