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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 数字や表面的な説明だけでは、組織の判断が危うくなる理由がわかる
- DXや業務改善で見落とされやすい「人の側の情報」の重要性を整理できる
- 乾いた判断を避けるために、現場へどう近づくべきか見えてくる
業務改善やDXの話になると、どうしても数字のきれいさに引っ張られます。工数を何割削減できるか、いくらコストが下がるか、どれだけ効率化できるか。もちろんそれは大事です。ただ、その数字だけを見て判断してしまうと、会社の中にいる人の動きや感情、これまで積み上げてきた仕事の重みが見えなくなり、結果として組織を不幸にすることがあります。
今回の回で語られていたのは、まさにその危うさです。表面的な情報だけではなく、現場のグラデーションを持った情報に触れたうえで判断しないと、決断は極端になりやすい。DXやWeb活用を進めるときほど、この視点が欠かせません。
数字だけでは見えないもの
たとえば、「この業務は90%削減できます」「この工数は半分になります」と言われれば、会社全体としてはよい話に見えます。しかし、その業務を担っている人たちが今どう働いていて、削減されたあとに何が起きるのかまで見えていなければ、判断は片手落ちになります。
その部署の人たちは、空いた時間で何を担うのか。自分たちの仕事が無駄だったと受け取られないか。急な変更で不安や反発が生まれないか。こうしたことは、数字の資料だけを見ていてもわかりません。実際にその部門の中に入り、人が動いている様子を見て、複雑さを理解して初めて見えてくる情報です。
現場を知ると打ち手が変わる
現場の情報を持っていると、同じ施策でも進め方が変わります。導入するかしないかの二択ではなく、導入する前に何を説明しておくべきか、その後の役割をどう設計すべきか、誰にどんな配慮が必要かまで考えられるようになります。
もし部門単位で仕事が減るなら、次に使ってほしい力を先に示すこともできます。本当に厳しい判断が必要な場面でも、次につながる支援や説明の仕方を考えられます。要するに、決断の中身だけでなく、決断の渡し方が変わるのです。ここが、乾いた情報だけで判断したときとの大きな違いです。
Web活用やDXほど人を見失いやすい
特にWeb、デジタル、DX、AIといったテーマは、苦手意識のある人ほど単純化して捉えたくなります。難しい分野だからこそ、数字や分かりやすい言葉だけで判断したくなる気持ちは自然です。ただ、その単純化が強すぎると、人を置き去りにした施策になりやすくなります。
だからこそ、提案する側も受ける側も、現場の手触りを取り戻す努力が必要です。別部署を体験してみる、現場へ見に行く、上の立場の人ほど雰囲気を感じに行く。そうした行動を通じて、人の側の情報を持ったうえで判断することが、結果としてDXを素直に根づかせる近道になります。
まとめ:乾いた正しさを、そのまま採用しない
数字として正しいことが、そのまま会社にとってよいことになるとは限りません。DXや業務改善では、表面的な情報だけで決めるほど、人の側の痛みや変化が見えなくなります。現場に入り、複雑な情報を受け取り、そのうえで判断する。このひと手間があるかどうかで、同じ施策でも組織にもたらす結果は大きく変わります。会社を前に進めるためにも、乾いた正しさだけで物事を決めないことが重要です。
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