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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 考えてから整えて書くことと、考えながら書き出すことは役割が違うこと
- 発想を広げたい時ほど、途中の思考を残す場が必要であること
- ホワイトボードのような自由度の高い道具が、頭の癖や埋もれたヒントを見える化すること
「考えながら書くのはよくない」と言われることがあります。確かに、整理されていないものをそのまま外に出せば、読みづらくもなります。ただ、この回で伝えたいのは、アウトプットの前段階ではむしろ考えながら書き出した方がよい、ということです。発想を引き出す工程と、整えて見せる工程は分けて考えた方がうまくいきます。
否定されがちな理由と、そこで起きているすれ違い
考えながら書くことが否定される時、その前提には「書き散らかしたものをそのまま公開する」というイメージが入りがちです。けれど実際の仕事では、最初に出した断片をそのまま世に出すわけではありません。マーケティングでも営業でも、まずは材料を広く出し、その後に選び直し、磨き直します。
つまり問題なのは、考えながら書くこと自体ではなく、その後に整理の工程を入れないことです。ここを混同すると、発想を広げるための有効な手段まで封じてしまうんですよね。
価値があるのは、結論ではなく途中の思考
何かのアイデアを考える時、最終的に口に出した案や文章にした案だけが思考のすべてではありません。その途中には、採用しなかった案、うまく言葉にならなかった連想、一瞬だけ浮かんで消えた切り口が大量にあります。この回では、そこにこそ価値があると語られています。
たとえば「この商品をどう売るか」を考える時でも、付加価値を付ける、見せ方を変える、用途を変えるといった答えにたどり着くまでには、もっと多くの連想が走っています。その途中にあったものが、後から効くことがある。だからこそ、頭の中で流れていく途中経過を残しておく意味があります。
自分ではダメだと思って流したものが、後で別の案とつながることもあります。逆に、次に浮かんだ強い案に引っ張られて、その一つ前の小さな気づきが埋もれてしまうこともあります。考えながら書くことは、そうした取りこぼしを減らすための方法でもあります。
ホワイトボードが向いている理由
この回では、実際のやり方としてホワイトボードが勧められています。横に置いて、ぼんやりしながら、目をつぶったままでもいいので、浮かんだ言葉をどんどん書いていく。きれいなマインドマップにする必要はなく、読めない字や、あとでつながらない言葉が混ざっていても構わない、という使い方です。
ここで大事なのは、自由度が高いことです。テキストエディタのように行や順番に縛られず、キーボードのように入力のための変換作業も挟まらない。頭の中と記録される場所の間に、なるべく余計な装置を置かない方が、思考の流れを止めにくくなります。
実際、話の中でも、医者向けのブレストをしている時に「ワカメ」や「クラゲ」のような、一見関係のない言葉が出てくる例が挙がっていました。そういうものを排除せず残すからこそ、後で自分の思考の癖が見えたり、新しいつながりが見つかったりします。
形式が強い道具ほど、思考を狭めやすい
何に書くかは意外と重要です。フォーマットが固定されている道具は、便利な反面、その形に思考が引っ張られます。上下左右の自由度が低い道具や、入力時に一度考え直さなければならない道具は、発想の初期段階では少し不利です。
もちろん、整理する段階ではテキストエディタやマインドマップのような道具が役立ちます。けれど、最初の種を出す段階では、紙でもiPadでもホワイトボードでもよいので、もっとラフに置けるものの方が向いています。大事なのは、まず思考を外に出し切ることです。
まとめ:発想の前半は、整えるより残す
この回の中心にあるのは、考えながら書くことを最終成果物の書き方としてではなく、発想を掘り出す手段として捉える視点です。最初から整ったものを目指すと、自分の中にある知見や連想を取りこぼしやすくなります。
だからこそ、まずはホワイトボードのような自由な場で、頭の中をそのまま出してみる。その後で整理して整える。この順番にするだけでも、発想の幅は変わってきます。自分はそんなに考えていないと思っていても、実際にはかなり多くのことを考えています。それを見える形にして取り出すことが、次の一歩につながります。
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