[23/02/08]Teams有料化&コミュ系ツールはお金払った方が良い理由

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • Teams無料版の終了を、単なる値上げではなく運用の見直しとして捉える視点
  • コミュニケーションツールを無料前提で選ばない方がよい理由
  • 自社に合うツールを選ぶときに見るべき現実的な基準

Microsoft Teamsの無料版クラシック終了は、単にひとつのサービス仕様が変わるという話ではありません。社内コミュニケーションを何に載せるか、その土台をどう考えるかが問われる出来事です。チャット、ファイル、会議記録のような日常業務の中心がそこに乗っている以上、無料だから使うという発想だけでは回らなくなってきています。

無料終了で見える本当の問題

今回の変更で厄介なのは、旧無料版が終わるだけではなく、移行の手間がかなり大きいことです。アップロード済みのファイル移行も支援されず、新しい無料版は機能も絞られています。社内コミュニケーションのために使っていた企業にとっては、無料版へそのまま移れば済む話ではありません。

しかもこれはTeamsだけの話ではなく、Chatwork、Slack、Teams、Google系のグループウェアまで含めて、主要なコミュニケーション基盤はほぼ有料前提になっています。つまり、無料で長く使い続ける前提自体が崩れているということです。

コミュニケーション基盤は買い支えるもの

社内のコミュニケーションツールは、入れ替えがとても難しい部類の仕組みです。慣れた運用を変えるだけでも負担が大きく、履歴やファイルや会議の流れまで絡むと、移行コストは見た目以上に膨らみます。だからこそ、最初から有料で使い続ける前提で選ぶ方が、むしろ安上がりになりやすいのです。

無料サービスを渡り歩く発想だと、サービス側の事情で急に終わるたびに、自社が大きな負担を抱えます。サービス継続にはサーバー費用も運営費用も法務対応もかかります。重要な基盤ほど、きちんと有料ユーザーがいて、長く維持される構造の上に置いた方が安心です。

選定で見るべき現実

安さだけでなく、社内全体の馴染みやすさ

どのツールを選ぶかは、万能の正解があるわけではありません。Office系のアプリをよく使うならTeamsは自然ですし、国産で導入しやすさを重視するならChatworkは選択肢になります。Slack系の整理された会話が合う会社もあれば、Googleスペースの見え方が合わない会社もあるでしょう。大事なのは、試してみて社内で定着しそうかを見ることです。

大人数ならOSSやホスティング型も検討

従業員数が多く、1人あたり課金が重い会社では、MattermostやRocket.Chatのようなオープンソース系を自社管理で使う方法も現実的です。VPS上でかなり安く運用できる余地があります。ただし、セキュリティ対応や証明書更新、バージョンアップを見られる人材がいることが前提です。安いからではなく、管理できるから選ぶ、という順番が必要です。

社内ツールの乱立を止める機会

こういう切り替えのタイミングは、社内で勝手に増えたツールを整理する好機でもあります。部署ごとに別のチャットや別の運用が入り込むと、情報の流れが分断されます。使うツールをまとめること自体が、生産性改善になります。

まとめ:無料で回す発想から抜ける

コミュニケーションツールは、なくなると困るから入れるものではなく、長く使い続ける前提で整えるべき基盤です。今回のTeams無料版終了は、その現実を改めて見せてくれました。料金だけを見るのではなく、継続性、移行コスト、社内での定着しやすさまで含めて判断し、有料前提で腰を据えて選ぶ。それが結局は一番損をしない進め方です。

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