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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- 差別化が難しくなる時代は、自社だけで強みを増やす発想だけでは限界があると分かる。
- 他業種コラボは話題づくりではなく、顧客の生活導線の中で何が隣にあると便利かを考えて選ぶべきである。
- うまくはまる連携は、既存の来店理由や待ち時間に自然につながっていて、使う場面が想像しやすい。
- 相性のよい相手との連携は、店舗一体化だけでなく、紹介、ポイント、付帯サービスの形からでも始められる。
差別化が崩れやすい時代
今回の出発点は、多くの会社が抱える「他社と何が違うのかを説明しにくくなっている」という悩みでした。昔より比較もしやすく、まねもしやすい環境になったことで、この問題は強まっています。
比較と模倣が速くなった
インターネットによって、買う側は遠くの会社まで含めて比較できるようになりました。同時に、競合の打ち出し方や見せ方も見えやすくなり、強みだと思っていた部分が似た形で出てくることも増えています。昔からのお客さまに支えられていた会社ほど、この変化に後から気づいて苦しくなることがあります。
内製だけでは伸ばしきれない
もちろん競合を見て、自社の現在地と一年後の姿を決めて強みを作るのは王道です。ただ、それを全部自社だけでやろうとすると重い。効率の面でも限界があるので、外の力をどう組み合わせるかという発想が必要になります。
コラボの出発点
ここで大事なのは、何でも話題になりそうな相手と組めばよいわけではないということです。考える起点は、あくまでお客さまの行動です。
顧客の一週間を描く
話の中で勧められていたのは、メインのお客さまが普段どういう一週間を過ごしているか、どんな流れで自社のサービスを使っているかを思い描くことでした。そのうえで、ここに別のサービスがつながっていたら楽だろう、という場面を探していきます。もちろん机上の想像だけでなく、ヒアリングで確かめることが前提です。
接続すべきは隣り合う不便
うちに来る人は何を達成したくて、その前後でどんな不便を抱えているのか。そこにぴたりと当たる相手なら、他業種でも十分に相性があります。大がかりな共同店舗でなくても、紹介、ポイント連携、付帯サービス、OEMのような形から始めるだけでも価値は出せます。
うまくはまる組み合わせ
回の後半では、実際に筋がよさそうだと感じられた例がいくつか挙げられていました。共通していたのは、顧客の既存の流れに自然につながっていることです。
薬局とカフェ
調剤薬局にカフェがつき、待ち時間のあいだに体の相談や予防寄りのアドバイスを受けられる形は、その代表例として紹介されていました。薬をもらうために行く場所という既存の接点があるうえ、待ち時間もある。そこで健康相談や測定のような価値が乗ると、使う側にとっての意味がかなり分かりやすくなります。
コインランドリーとカフェ
コインランドリーも、待ち時間が発生する業態です。そこへカフェや共有の道具を足すと、単なる洗濯の場ではなく、滞在できる拠点に変わります。もともとの不便がはっきりしているので、何を足せばうれしいかも考えやすい。こういう組み合わせは、コラボの発想が生活導線に沿っている例です。
噛み合わない組み合わせもある
一方で、二つのブランドを足せば成功するわけではない、という話も出ていました。ここを見ると、コラボを選ぶ基準がよりはっきりします。
接点が増えても時間軸がずれると弱い
コンビニとアパレルの組み合わせの話では、日常の短時間利用と、少し腰を据えて選ぶ買い物が一緒になっていて、行動の単位がずれているのではないかという違和感があります。両方とも知名度はあっても、使う場面が重ならなければ、お客さまにとっての便利さは弱くなります。
軽い連携から試す
だからこそ、最初から大きく混ぜるより、まずは相性を確かめやすい連携から始める方が現実的です。お互いの店舗で紹介し合う、ポイントをつなぐ、既存サービスに一つ機能を足す。託児や子ども対応のように、外から必要な機能をつけるだけでも印象は大きく変わります。
まとめ:自社完結より顧客導線で組む
差別化が難しくなった時代に、自社だけで全部を生み出そうとすると重くなりがちです。むしろ、お客さまの生活や利用の流れを見て、その前後にある不便へ自然につながる相手と組む方が価値を作りやすい。大事なのは、コラボそのものではなく、誰のどんな不便が解消されるのかを中心に据えることです。そこがぶれなければ、他業種との連携はかなり強い一手になります。
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