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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- アフターコロナかウィズコロナかを言い切れなくても、中小企業が今やって損しない準備が分かる。
- 非対面の売上導線、出社前提を減らす業務設計、柔軟な組織づくりの三つが共通基盤です。
- 平時へ戻ろうとする社会の流れと、戻り切らない不安定さの両方を前提に考える視点が得られる。
- 情報を読み解き、噛み砕き、相手に合わせて発信する力が変化対応の基礎体力だと分かる。
ニューノーマルという言葉より先に見る現実
この回は、「ニューノーマル」という言葉そのものを深追いするところからは始まりません。むしろ、中小企業にとって大事なのは、その言葉が流行るかどうかではなく、今の段階で何をやっておけば損がないかを見極めることだ、という入り方です。
すぐに世界が一変するとは限らない
私は、少なくとも当時の国内状況を見る限り、生活や商売はかなりの部分で平時へ戻っていくだろうと見ています。人は予測できる日常を求めるし、「前みたいに戻りたい」という感覚も強い。その象徴として、同じ安心できる時間が繰り返されるゲームが強く支持された、という話も出てきます。大きな変化を煽る言葉に引っ張られすぎない姿勢がまず置かれています。
それでも準備をやめてよいわけではない
ただ、戻る流れがあることと、準備が不要なことは別です。感染症やその後の経済的な揺れが、今後も短い間隔で起こるかもしれない。そこまでいかなくても、需要減退や資金面の連鎖はしばらく残る。だからこそ、今のうちにやって損しないことを積み上げておくべきだ、というのがこの回の前提です。
一つ目の柱は非対面の売上導線
三つの柱の一つ目として出てくるのが、対面に依存しない売上の道を作ることです。
最低限を支える商品や売り方を持つ
いざという時に、完全に止まらずに済む売り方を用意しておく。これが一つ目のお伝えしたいことです。サービスそのものを非対面化するのか、売り方だけでも通販型に寄せるのか、画像やオンライン相談を組み合わせるのか。業種によって形は違っても、会わなくても最低限の売上を作れる導線を持つことが重要だと語られています。
有事向けではなく平時でも効く
ここでのポイントは、その準備が非常時専用ではないことです。遠隔相談や通販的な売り方は、平時でも使いたい人がいます。だから「もしもの時の保険」ではなく、普段から売上の幅を増やす手として持っておける。準備して損がない理由がここにあります。
二つ目の柱は出社前提を減らす業務設計
次に挙げられるのが、出社しないと回らない仕事を減らしていくことです。
仕組みは使い続けて初めて回る
単に「いざとなったらテレワークできます」という状態では足りません。仕組みは回しながら育てないと、必要な時に動かないからです。普段の業務の中で、一部でも家や外部に振れる形へ変えておく。そこで見つかった不具合を直し続ける。これによって初めて、非常時にも平時にも使える運用になります。
やり方を変えるか、外に出すか
この話は、社内だけで全部抱える前提を崩す話でもあります。出社前提の仕事を減らすには、やり方を変えるだけではなく、外部へ出した方がよい仕事を見極める必要があります。業務をそのまま持ち運ぶのではなく、そもそも社内でやるべきかから見直す。この考え方が、次の柔軟性の話へつながっていきます。
三つ目の柱は柔軟な組織
三つ目は仕組みではなく、人と組織のあり方です。
変えられる人がいると動きが速い
今日から働き方を変える、役割を変える、進め方を変えると言われた時に、それを前向きに受け止めて会社と自分の両方にとってよい形を探せる人が多いほど、組織は速く動きます。逆に、今のやり方に固執する人が多いと、必要な変更でも止まりやすい。だから、制度だけでなく、変化を受け止められる関係性や信頼を作っておくことが大切だ、という話になります。
会社側の配慮もセットで要る
もちろん、柔軟になれと社員へ押し付ける話ではありません。会社としてどう支えるのか、どういう手当や配慮があれば安心して力を出せるのかまで含めて整える必要がある。柔軟な組織づくりは、便利な社員を増やす話ではなく、変化しても壊れにくい関係を作る話として語られています。
三つを支える基礎体力としての情報力
この回では最後に、もう一つ土台として置かれているものがあります。
インフォデミックに振り回されない力
今回あふれたのは情報そのものより、情報の解釈だったという指摘が出てきます。何を取り入れるか、自分なりにどう噛み砕くか、そして相手に合わせてどう発信するか。このインプットとアウトプットの力が弱いと、変化への対応もぶれやすくなります。
意思決定者に必要な脳の基礎体力
経営者や意思決定する立場の人にとって、今の基礎体力は筋力ではなく脳の力だ、という言い方も印象的でした。世の中がどう転ぶかは読み切れなくても、情報を読み、判断し、必要な動きへ変えられる会社は強い。この話が、三つの柱を単なる施策集で終わらせず、組織のあり方の話へつなげています。
まとめ:時代の名前より、今やる三つ
アフターコロナなのか、ウィズコロナなのか。そこをきれいに言い切れなくても、中小企業が今やるべきことはかなり明確です。非対面でも売上を作れる道を持つこと。出社しないでも回る業務を増やすこと。変化に合わせて動ける組織を育てること。この三つは、平時へ戻る流れの中でも無駄になりません。さらに、それを支える情報の読み解きと発信の力まで含めて整えていくことが、この先の不安定さに耐える現実的な備えになります。
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