第333回:Googleレンズの力・VisionAPIが浸透した未来のSEOを考える

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • GoogleレンズやVision APIの広がりが、SEOの前提をどう変えるかが分かる
  • オンライン上の文字情報だけでなく、現実世界の見え方が重要になる理由を整理できる
  • これからのSEOで準備すべきことが、キーワード中心の発想では足りないと見えてくる

今回のテーマは、今すぐ順位を上げる小手先のSEOではありません。むしろ、その前提自体が変わっていくのではないか、という中期的な話です。GoogleレンズやVision APIの進化を見ていると、検索は文字だけの世界からどんどん離れ、現実世界そのものを解釈する方向へ進んでいるように見えます。

そうなると、SEOもまた、Webページの中だけを整えていればよいものではなくなります。リアルの場でどう見えているか、どう撮られ、どう受け取られるかまで含めて考える必要が出てきます。

Googleはオフライン側へ広がっている

これまでのSEOでは、Web上の情報をどう整えるかが中心でした。テキスト、構造、リンク、速度。そうした要素で検索結果は大きく左右されてきました。ただ今回の話では、その流れが一段進み、Googleが現実世界の情報を取り込みにいっていることが強調されていました。

Googleマップの強化もその一つですし、画像や動画を解釈する技術の進化もその延長線上にあります。スマートフォンを誰もが持ち歩く時代では、現実から検索し、現実に戻る動きが当たり前になっていきます。だからGoogleにとっても、オフラインの情報を理解できることが大きな意味を持ちます。

見た目や場の空気までシグナルになりうる

Vision APIの話で印象的なのは、単に写真の中に何が写っているかを判定するだけではなく、表情や感情のようなものまで読み取ろうとしている点です。喜び、驚き、悲しみといった反応が見えるなら、そこから先に広がる可能性はかなり大きいはずです。

たとえば、お店の前で撮られた写真に笑顔が多い、商品やロゴと一緒にポジティブな表情が写っている、店舗の雰囲気が整理されていて気持ちよく見える。そうした要素が、今後どこかで評価の手がかりになる可能性は十分あります。

もちろん実際にどう実装されるかは分かりません。ただ、現実世界の切り取られ方が情報として蓄積されうる、という考え方・方向性自体は持っておいたほうがよさそうです。

ロゴや場づくりの意味も変わる

この流れで考えると、ロゴの出し方や写真を撮られる場の設計も、単なる見栄えの話ではなくなります。お客様が自然に写真を撮りたくなる場所、撮ったときにブランドや店の印象がきれいに伝わる場所を用意することは、現実世界の情報を良い形で持っていってもらう準備になるかもしれません。

今までの「インスタ映え」のような話も、表面的な流行ではなく、検索との接点を持つ可能性が出てきます。

キーワード中心のSEOだけでは足りなくなる

もし検索行動の中で、画像を起点に探すことや、言葉になっていない曖昧な意図をそのまま受け止めることが増えていけば、これまでのキーワード中心の考え方だけでは対応しきれなくなります。

画像で検索するとき、人は毎回それを丁寧に言語化しているわけではありません。なんとなくこういう感じ、これに近いもの、という探し方が増えます。そこにGoogleが満足度の高い結果を返せるようになると、マーケティングの組み立て方も変わります。

今までのように、言葉で設計し、言葉で因果を組み立て、言葉で改善するだけでは追いつきにくくなる。実際に出てきた結果を見ながら調整し、直感と理解を両方使って寄せていくような動きが求められるかもしれません。

今からできる準備

では、何をしておくべきか。今回の話では、まず現実世界で自分たちが与えたい印象を、直感的に伝わる形で整えておくことが勧められていました。店頭、ロゴの見え方、写真を撮られたときの背景、空間の清潔さや整理整頓。そうしたものがそのまま情報になるかもしれないからです。

さらに、自社や店舗が写った写真を、画像解釈の仕組みにかけたらどう見られるのかを試してみる、という視点もあります。自分たちが意図している印象と、機械が読み取りそうな印象のずれを見ることには意味があります。

要するに、これからはWebだけを整えるのではなく、現実の見え方そのものを整える必要がある、ということです。

まとめ:SEOは現実世界の設計まで含む時代へ

GoogleレンズやVision APIが浸透していく未来を考えると、SEOは文字やキーワードだけの世界ではなくなっていきます。Googleはオンライン上の情報だけでなく、現実世界の見え方や反応まで取り込みながら、より満足度の高い結果を返そうとしているように見えます。

だからこそ、これからのSEOでは、Webサイトの中身だけでなく、店舗やブランドが現実世界でどう見え、どう撮られ、どんな感情と結びつくかまで意識しておく必要があります。キーワード中心の発想を超えて、リアルごと設計する視点が欠かせなくなっていきます。

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