副産物
また、冒頭でも書きましたが「副産物」があります。それは「気づき」です。 WEB サイトのコンテンツを読み上げているときに
- なぜかつかえてしまう
- 読みながら、なんとなく腑に落ちない
- いつもこんなことお客さんに喋ってないよなぁと感じる
- 読んでいて、これ以外にもこういうこと喋りたいよなぁと感じる
ということがあれば、それは危険信号です。 どんな危険信号かというと
「WEB サイトに掲載されている情報が、実際の企業の言葉とずれている」
あるいは
「マーケティング戦略に一貫性が取れてない」
という危険信号です。 これは、往々にしてWEB サイト作成を丸投げしてしまったときに起きがちです。
ホームページとリアル企業の不一致は危険
WEB サイトは「ネット上の営業マン」です。自動的に語りかける営業マンです。 その営業マンが実態と異なることを言っているんです。伝えて欲しいことを伝えてくれてないんです。それって、とってもまずいことだと思いませんか?
そのせいでお客さんが逃げている可能性はありませんか? そう感じたら、コンテンツを是非修正して下さい。ご自身の手で書き直して下さい。読み上げた時に納得がいくまで書き直して下さい。 きっと、もっともっと魅力的な物ができるはずです。
1点だけご注意下さい。
ただ、その時1点だけご注意下さい。 それは、その文章を読むのは・動画を見るのは「お客さん」だということ。 なので、お客さんが聞きたい情報だけ流していきましょう。自慢話はNGです。 自分が凄いと思っていても、お客さんから見たらどうでもいいことなんて、たくさんあります。
そしてその逆もあります。 自分では大したことじゃないと思っていても、お客さんから見たら「すごい!」ということもあるんです。そうしたらそこを前に押し出していくべきです。 あくまで「お客さんからの目線」を忘れないで下さいね。
まとめ
どうしても様々な要因で、前に進めない場合は、このようにWEB サイトの内容を笑顔で読み上げてもらうだけで構いません。副産物の「気づき」を考えなくとも、やる価値は十分にあります。 なかなか見てもらえない、ということもあるかもしれません。そんなときは紹介促進用のツールとして使ってもOKです。 例えば、交流会などのリアルの世界で誰かに会った際に、
「いやあ最近恥ずかしながらWEB上で私のサービスを動画でお話ししています。よろしければご紹介の際はここを」
と言って、名刺サイズの紙にYouTube のチャンネル名とURLを記載したものを渡せばいいんです。
携帯電話用にQRコードも載せた方が良いかもしれませんね。 誰かが誰かに何かを紹介するときに、どうしても「紹介した先があまりうまくやってもらえなかったらどうしよう」という不安があります。 ですが「この動画を見て納得してもらえたら、連絡してみるとよいですよ」なら、相手も紹介しやすいはず。
WEB動画はこのような使い方もできます。 ——– このように、2 種類の架空事例をご紹介いたしました。 動画はとても優れた特徴を持っています。 そしてそれを作って公開することが10 年前、いや3 年前と比べて今や本当に簡単にできるようになりました。
しかし、まだ気持ちの問題なのか動画に対して苦手意識を持っている、特殊な物という意識を持っている方が多いです。 この事例が何か具体的な行動を起こすきっかけになれば幸いです。
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- 前のページ:第13回:仮想事例2「WEBにあまり力を入れて来なかった場合」
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コンテンツ一覧
- スタートアップブック:目次
- 第1回:そもそも動画マーケティングとは?
- 第2回「こんな言葉には要注意」
- 第3回「動画の力は検索エンジンの中で発揮される」
- 第4回:事例「家庭用プラネタリウムを買いたい人」
- 第5回:本当はみんな見て触って確認したい
- 第6回:効果のある動画を作る4ステップとは?
- 第8回:効果のある動画を作る4ステップ(ステップ2)
- 第9回:効果のある動画を作る4ステップ(ステップ3)
- 第10回:効果のある動画を作る4ステップ(ステップ4)
- 第11回:仮想事例1:工務店が動画を活用するには(前半)
- 第12回:仮想事例1:工務店が動画を活用するには(後半)
- 第13回:仮想事例2「WEBにあまり力を入れて来なかった場合」
- 第14回:副産物・そして全体のまとめ
- 第15回:おわりに