コピーライティングをする方は、過去の有名コピーなどのストックを持っている方が多いかと思います。 実際に効果の出たいわば「武器の倉庫」、それは非常に貴重なものですよね。
しかしこの「武器」も、そのまま使えばいいという物ではありません。今の状況に即して、当時と今のコンテキストの違いを考えた上で参考にしないと、その効果を発揮させることはできません。 では、そのためには何が必要なのでしょうか?それについて今回はお伝えします。
どんな名コピーも、「その時代に生きる存在」
さまざまなコピーライティングが過去ブレイクしてきました。良い意味でそのエッセンスは使い回され、今でも生き続けています。 しかし、その時に1つのことを忘れてしまうと大失敗を犯してしまう可能性があります。
それについて書かれた記事がこちら。
CopyBloggerの記事です。
▼The #1 Secret to Writing Great Copy Is . . . | Copyblogger
この中で述べられていることは
The problem with the swipe file approach is context. Many new and inexperienced writers (and often many pros) will miss the mark when trying to adapt past copy to a new situation. (スワイプファイルを使うときに問題になりがちなのがコンテキストだ。新人や経験が浅いライターの中の多数が、そして時にはプロが陥りがちなのが過去のコピーを新しい今のシチュエーションに合わせていないことだ)
名コピーが名コピーたりうるのは、その時代の背景・コンテキストにマッチしていたからですよね。 なので、それを「そのまま」現代に持ってきたとしても、必ずしも合うとは限りません。
言葉選びに便利なのはソーシャルメディア
では、過去のコピーを使うことは意味が無いのでしょうか。 そうではないと、記事では述べられています。
筆者は述べています。エッセンスを抽出し、そのエッセンスを「今の言葉」に置き換えることが大事だと。
そしてその「今の言葉」を知るために便利とされているのがソーシャルメディア。
TwitterやFacebook等を使って、どのような言葉であったら「響く」かをヒアリングする。ある願望やウォンツ、悲しみや心配に不安、そういった感情がどのような言葉で表現されているか。それをSNSで知る。それが効果的だ、ということでした。
過去のコピーを「メンテナンス」し続ける、と言う考え方が大事、なんですね。
終わりに
今回のポイントは
- 過去成功したコピーを下地にすることは良いことだ
- ただそれをそのまま持ってきても、時代背景やコンテキストが違うので、上手くいかないことが多い
- エッセンスを抽出して、それを伝えるための言葉を変えるのがお勧め
- 言葉を探すにはSNSが便利
- 過去のコピーを「メンテナンス」していくことが大事
でした。もともと人々の心の中にあった物を呼び起こした時、そこに感銘が生まれる,共感が生まれるのです。
そのために、SNSなどを使って「今の言葉」を知り、それを過去の偉人のエッセンスに乗せていくと言うステップは、とても効果的です。
この章のコンテンツ
WEB上のコンテンツにおける、ライティングの基本テクニック。本文編。