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読んでもらえないのは、文章を読むのにパワーがいるから

ブログの記事にたくさん目を通していると、分かりやすい、心地良いものと、なんだかそうではないものの2つにわかれるのです。

刺さる見出しと、導入部分で引きこまれたけれど、読み始めたらどうもしっくりこない、よくわからない。そんなことは少なくないのではないかと思います。

なぜそんなことが起こるのでしょうか? それは「本文」の考え方の問題なんです。

本文が魅力的ではない、そして「分かりづらい」ことが大きな要因です。

では、この「本文」を書くときにはどんなことを考えていればいいのでしょうか?そこで、Probloggerから本文に関するTipsをご紹介します。 読み始めてくれているのだけれど、どうにも次のアクションをみんな取ってくれない…コンバージョンレートが悪い…という方はおさえておくべきポイントです。

元記事はこちら「▼How to Write a Great Paragraph : @ProBlogger

抜粋しながらご紹介していきます。

1.読み飛ばされることを「ネットユーザってそういうものだから仕方ない」と思考停止してはいけない

「ネットユーザは、せっかちなので文章を読み飛ばすものですよ」という言葉はよく聞かれる言葉です。 たしかにこれは事実です。ただ、この言葉を免罪符にして、読み飛ばされるのは当たり前と考えてしまうのはあまりよい考え方とはいえません。

Here’s a thought: Online readers are notorious for skimming and scanning, running through the bullet points. But do you know why their eyes are wandering? Do you know why they skip through your posts? (こんな考え方がある。オンラインの読者は文章をナナメ読みすることで悪名高い。箇条書きだけを読んでいくような。しかし、あなたはなぜ彼らの目線が迷っているか知っているかい?あなたの投稿をなんで読み飛ばすか知っているかい?)

元記事筆者の、これに対する答えは「パラグラフ(段落)が面白くないからさ」でした。 そして

  • 多くのブロガーは、ネットユーザはナナメ読みするものだと決め付けがちだが、自分にとって時間を費やすほどに重要なものなら、ちゃんと読んでくれるものだ
  • 大事なのは一つ一つの言葉にこだわるといった、細かい問題ではない、文章全体として、読者に気に入られることだ。「いい情報を見つけたから要点だけ得よう」ではなく「○○○のブログが更新してる!読もう!」と思ってもらうことが大事なのだ

と述べています。 これは、そのとおりだなと思います。見出しでキャッチしても本文に魅力がなければ、読者は「また偶然出会ったら読もう」くらいにしか考えません。 これではあなたが頑張って書いた記事は、ただの消費されるコンテンツにしかならず、資産とはなりません。

記事を通じて、あなたのパーソナリティを好きになってもらうこと。 これがコンテンツ戦略においても、パーソナルブランディングにとっても、ゴールなのです。

具体的なTIPS

ここからは、好きになってもらえる文章を書くための具体的なTIPSをご紹介します。 1つでも、実際の役に立つものがあれば幸いです。

1.良い文章には、断定的な”宣告”がない

文章の各段落の中に「絶対○○だ」「○○以外ありえない」といった断定的な文章を書くことは避けるべきだと筆者は述べています。 なぜなら、ある段落は次の段落を読ませるためにあり、断定的な”宣告”はそれをぶった切って止めてしまうからです。

36行の文章があるなら、35行目は36行目のためにあります。最後まで、次を読ませることを考えながら書くためには、途中で断言をすることは好ましくない、ということですね。

どこまでがセーフなのかという基準はありませんが、記事を読んでいる時に「もういいかな」と思う瞬間があります。その中で少なくない割合が「そうは思わないよ」です。

本来、記事というのはそこを上手く説得して、メッセージを伝えていくもの。 受け入れられないような形で大上段から断定してしまうのが、よくないのかなと私は解釈しています。断定してはいけないというわけではなく。

2.良い文章は、考え方の流れに乗っかっている

これは、恐らく最も多いのは「論理の飛躍」かなと思います。前後の文章が繋がっていないということです。 この「考え方の流れ」は決して「筆者の考え方の流れ」ではなく「読者の考え方の流れ」です。 相手がスススっと記事の内容を、水のごとく吸収してくれることが最も良い状態のはず。

Frustrated isn’t good. Every sentence in a paragraph should refer back to the one before. (フラストレーションを持たれることは良くないことだ。段落の中のすべての文章は、一つ前の文章とつながっているべきだ)

特に、最初の1行が大事だと筆者は述べています。最初の一行目は、タイトルを受ける、ということを忘れないようにとのことです。 これは私自身のやり方で、良いか悪いかは分かりませんが、私は

「セミナーで講演していると思って文章を見直す」

ということをしています。 実際に話しているところを想像すると、あれ、ここ分かりづらいよな、ここってもっと説明を挟まないといけなかったな、この文章ブロックって必要?といったことが自然と浮かんできます。 もしよろしければ、試してみてください。読み上げソフトで読ませて、第三者視点で聞くのもいいですね。

3.各段落で伝えたいことを欲張らないこと

「1つのセンテンスには1つのコアメッセージ」です。様々なメッセージを一つの段落で伝えようとすると、流れがよくわからなくなってしまいます。

When they see a paragraph, they know it’s going to give them a certain amount of information on a certain point (読み手は、段落を見ると、そこにはきっとある要点を説明するための適切な情報だけがあるだろうと期待している)

伝えたいことを分割し、それを段落にまで細分化していくことを考えると、段落が複数のメッセージを持っているのはおかしいはずですよね。

しかし、往々にして筆が滑ってあれもこれも盛り込みがち。 しかしそこは常に第3者の視点から自分の記事を見なおして、盛り込み過ぎにならないように注意しなくてはいけないかと思います。1つの文章でたくさんのメッセージを伝えるのは、かなり難易度の高い技です。

読んでもらえないは、文章を読むのにパワーがいるから

あなたのブログの文章が「読み飛ばされている」としたらそれは、ネットユーザがそういうもの、だからではなく、読者が読むのに頭を使うからです。

頭にするするっと入ってくれば、読み流す必要もないはず。 読み流す、ナナメ読みを行う理由は大量の情報に素早く目を御通したいからです。

そのためには読み手は楽をしなければいけません。 言い換えれば、ネットユーザは読むのが楽な文章を好みますし、そうでない場合は、見出しと箇条書きを見て済ませるという「飛ばし読み」になります。

読むのが楽な文章を書く。文字では簡単ですが実践は難しいですね。しかしそれができればきっとファンは順調に増えていくはず。 ニーズがあるはずなのに、みんな直帰してしまう…誰もSNSでシェアしてくれない、コメントを付けてくれないといった悩みがあるなら、まずはその文章が「読みやすいか、頭に入りやすいか」を考えてみてはいかがでしょうか。

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