ラウンドナップ・Webコンサル代表の中山です。
ホームページを作るためには、少なくない費用がかかり、さらに作った後も管理運用が必要となります。
そのため「確かにみんな持っているけど、うちは必要なのだろうか」と思われるかもしれません。
しかし、ホームページを持っていない状態を言いかえると、「ネット上にあなたの会社が存在しない」状態だと考えて下さい。
新しく取引先を探したい、今とは違う会社に依頼したい、引っ越したので近所のお店を探したい、そんな時に、今買い手が使う情報収集手段のメインはネットです。
高齢者から若者まで、スマホの普及率が上がった結果、ネットは全世代の物になっています。もはや若者だけの物ではありません。
特に企業間取引(B2B)であれば、先方の担当者が内部で提案をする際に資料を作りますから、その際にホームページがない会社は、ほぼ確実に対象外とされます。
すなわち、マーケティング・販売の面では、持っていることが当たり前、きちんと維持管理されていることが当たり前と考えることをお勧めします。
とは言え、誰しもが豪勢なHPを持つ必要はない
ただ、それは即ち、小さい会社でも大企業のような、たくさんのページで構成されて、頻繁に情報が追加更新され、動きのあるきれいなデザインのHPを持たなければならないというわけではありません。
HPのボリュームや、デザインの云々は「目的」と「状況」から導き出された、ただの「結果」だと考えて下さい。
HPを使ってなにをしたいのか?という目的と、周りの会社はどれくらい活用しているのか?商圏は激戦か?そうでもないか?お客さんのニーズは何か?1人のお客さんに対してどれくらいの集客コストをかけられるのか?といった「状況」
これを整理した上で、適切なサイズのHPを作って行くという考え方をお勧めします。極端な話、地域に根ざしたスーパーなどであれば、HPは10ページもいらないかもしれません。
HPに必要以上に投資するのではなく、それよりは、チラシとの連動をどうするかや、LINE@での情報配信の仕組み作りや、決済の多様化、POPのデザインレベルを上げるなどにお金を使った方が良いでしょう。
HPがないのはマズいのですが、大きさは目的に合った物で十分です。●年目だからそろそろリニューアルなんていう基準もありません。モバイルに対応していれば、使いやすければ十分なケースも多いです。
怪しい制作会社のセールストークに載せられないようにご注意下さい。
では改めてホームページのメリットとは?
業種業態にも寄りますが、
- 「ネット上での露出による認知拡大、見込み客の獲得」
- 「店舗に通っているだけでは分からない、会社やお店自体のバックグラウンドや人間味を知ってもらうことによる、安心感の形成」
- 「メールやメッセンジャーによるコストの低い情報配信」
- 「求人ページを設けて、適切にSEOをすることで、通年採用がコストほぼゼロ円で可能」
B2Bであれば加えて
- 「検討中企業が提案資料を作りやすくできるように、情報を先出しすることで、担当者の負担を減らし、提案されやすくする」
- 「アクセス状況を見ることで、ニーズのある内容などを導き出すことができるため、その後の事業の方向性を決める際や、営業に行く際の参考情報が得られる」
なども大きいでしょう。
また、さまざまなテクノロジーを使うことで、さらに深い洞察を得たり、細かいフォローをお客さまに行う事ができる道筋もあります。
苦手意識を持たず、第一歩を踏み出し、ゆっくりとできることを増やしていくことをお勧めします。