[23/04/19]ChatGPTでのSEOキーワード調査は正直、実用性が低い

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • ChatGPTは検索数やキーワード難易度を信頼できる形では出せないと分かること
  • SEOのキーワード調査で使うなら、主役ではなく補助役として使うべきだと分かること
  • 精度、回数制限、作業効率まで含めると、専用ツールの価値はまだ高いと分かること

今回は、ChatGPTをSEOのキーワード調査に使えるのか、というテーマを絞って扱います。AI全般の大きな話ではなく、検索数や難易度、クラスタリングのような実務に落としたとき、どこまで使えて、どこから危ないのかを整理します。

検索数や難易度は信じない

最初に強く押さえたいのは、ChatGPTにキーワードの月間検索数や難易度を聞いても、その数字は基本的に信用しない方がいいということです。数字らしいものは返ってきますが、それは外部データを引いて計測した結果ではなく、もっともらしい答えを生成しているだけだからです。

大規模言語モデルは、文脈に合いそうな言葉をつないで返答を作る仕組みです。禁止されている内容でない限り、何らかの答えを返そうとします。そのため、検索数のような実測データが必要な問いに対しても、見た目だけはそれらしい数字を出してきます。ここを勘違いすると、調査そのものが誤った前提で進んでしまいます。

使いどころは補助作業

では使えないのかというと、そうではありません。主役としては厳しいが、補助役としては十分に使い道があります。たとえば、キーワードをクラスタリングする、検索意図を仮説として整理する、サブトピックを洗い出す、表記を整える。こうしたアシスタント的な仕事には向いています。

特に、すでにキーワードツールで取得したデータを渡して、意味のまとまりごとに分けさせたり、意図別に並べ替えたりする使い方は実務に乗せやすいはずです。元データの取得は専用ツールで行い、その後の整形や下ごしらえをAIに手伝わせる。この役割分担がいちばん無理がありません。

専用ツールがまだ優位な理由

専用ツールを勧める理由は、正確性だけではありません。使いやすさ、蓄積されたデータ、フィルタ機能、難易度の推定、関連語の見つけやすさなど、実務を前提に整えられている点が大きいです。Google広告のキーワードツールはもちろん、各種SEOツールにはそれぞれの強みがあります。

一方でChatGPTは、SEO専用ではないため、毎回指示を工夫しなければいけません。無料版の3系統では精度がかなり落ちますし、4系統は良くても回数制限が厳しい。いいプロンプトを探りながら調査していると、必要なところで上限に当たることもあります。費用を払っても無制限には使えず、作業の流れも途切れやすいのが実情です。

AIをどう組み込むか

結局のところ、ChatGPTは「有料ツールの代替」より、「有料ツールで得た情報を活かすアシスタント」として使う方が筋がいいと思います。自分の工数を浮かせ、判断や売上につながる仕事に時間を回す。そのための補助役として使うなら価値があります。

逆に、元データまで全部AIに任せてコストを浮かせようとすると、精度の低さや制限によって、かえって遠回りになりやすいでしょう。便利さと危うさの両方を理解して、役割を切り分けることが大切です。

まとめ:主役ではなく、有能な補助役として使う

ChatGPTは、SEOのキーワード調査で検索数や難易度を正確に出せるツールではありません。その意味で、専用のキーワードツールの代わりにはなりません。ただし、取得済みデータの整理、分類、補助的な発想出しには十分使えます。主役として過信せず、補助役として組み込む。この距離感が、現時点ではいちばん実用的です。

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