第337回:Webサイトはどう育てれば成果を上げてくれる?要素分解して考える

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • Webサイトを育てる発想は、特別な裏技探しではなく、人を育てる発想に近いと分かります。
  • 成果は「スキル×熱意×量」で考えると整理しやすくなります。
  • 中小企業が差をつけるのは、最初から高いスキルがあるかどうかより、試行回数を回し続けられるかどうかです。

Webサイトをどう育てれば成果が出るのか。この問いに対して、具体策をいきなり並べても、結局はケースバイケースになってしまうんですよね。そこで今回の回では、もっと基本・ベースとなる部分の部分に戻り、「そもそも成果が出るとはどういう状態か」を整理しています。

結論から言えば、Webサイトの育成は人材育成とかなり似ています。昔のような裏技や抜け道を探すより、人を育てるときと同じように、能力と熱意と量をどう積み上げるかで考えた方が現実的です。

裏技探しではもう伸びにくい

ひと昔前は、SEOにも分かりやすい裏技めいたものがありました。被リンクを大量につける、中古ドメインを使う、といった話がまさにそうです。ですが、今はそうした手が長続きしませんし、企業が真面目に取り組む対象としてはリスクも高いです。

それでも「何か一発で効く方法があるのでは」と思いたくなるのは自然です。忙しい中で積み上げを選ぶのはしんどいですし、先行している会社に追いつくには近道がほしくなります。ただ、今回の回では、その発想から逃げようとするとむしろ失敗しやすいとはっきり語られています。

Webサイトは特別な機械ではなく、ネット上の営業スタッフのようなものだとよく言われます。だとすれば、育て方もやはり人に近いはずです。

成果を決める三つの要素

回の中では、いくつかの「成果の公式」が紹介されています。表現は多少違っても、言いたいことはほぼ同じです。成果は、質や能力だけで決まるのではなく、熱意や量と掛け合わさって初めて大きくなります。

スキル

ひとつ目はスキルです。売れるコンテンツを作る力、導線を設計する力、ニーズに合った見せ方を選ぶ力。こうした能力が高いほど、同じアクセスでも成果は出やすくなります。

ただ、中小企業の現場では最初から高いスキルを持つ人がいることの方がまれです。ここは悲観するところではなく、むしろそれが普通だと受け止める方が健全です。

熱意

次が熱意です。今回の回では、これはほぼモチベーションであり、さらに言えば行動量に近い概念として扱われています。失敗してもまたやる、言われたことだけで終わらず、自分で試してみる。この温度感があるかどうかは非常に大きいです。

実際、うまくいく会社は、提案したら次の日には手を動かしている、ひな形を待つだけでなく自分たちなりに作ってみる、といった反応が出てきます。最初の出来は粗くても、この違いは後で大きな差になります。

三つ目が量です。ここが少ないと、正直どうしようもありません。スキルは外から補うこともできますし、モチベーションも工夫次第で上げられます。ですが、試行回数そのものが少ないと、改善の材料がたまりません。

量を増やすとは、ただ更新回数を増やすことではなく、意味のありそうな仮説を持って試し、結果を見て次に活かすことです。この回転がある会社は、1年たつと見違えるように変わります。

量を回すとスキルまで上がる

今回の話で特に重要なのは、量をこなすことが単独の努力で終わらない点です。試行錯誤を繰り返していると、自然に見るべき点が増え、判断が速くなり、次の一手の精度も上がっていきます。つまり、量を回すことでスキルも上がっていくのです。

この意味で、スキルがないからできない、という考え方は途中でひっくり返ります。最初はスキルがなくても、熱意を持って量を重ねることで、その不足が埋まっていくからです。ここから逃げずに続けられるかどうかが、成果の分かれ目になります。

止まる会社はどこで止まるか

逆に、うまく伸びない会社は、たいていどこかで止まります。提案に対して「検討します」が続く。忙しいから後回しになる。自分で少し試す前に、完全なひな形を求めてしまう。そうした小さな停止が積み重なると、サイトは育ちません。

これは担当者個人が悪いというより、会社として試行の量を確保できる体制になっていないことが多いのだと思います。リモート中心になるほど、その空気づくりは難しくなりますが、それでも量を回す仕組みを持つ会社が前に出ていくのは変わりません。

今日から始めるなら何を見るか

今回の回は、細かなテクニックを教える内容ではありません。その代わり、見るべき基準をはっきりさせています。何か施策を探す前に、それがスキルを高めるのか、熱意を保てるのか、量を回せるのかを考える。この考え方・方向性に変えるだけでも、寄り道はかなり減ります。

忙しい、時間がない、社内に詳しい人がいない。そうした事情はどの会社にもあります。だからこそ、それを前提にしても少しずつ試行を続けられる設計が必要です。大きな一発ではなく、小さな改善の継続です。

まとめ:育てるとは試し続けること

Webサイトから成果を出すには、特別な裏技よりも、スキルと熱意と量をどう積み上げるかで考える方が現実的です。人を育てるときと同じで、能力だけを見ても足りず、気持ちだけでも足りず、行動量がなければ前に進みません。

特に中小企業では、最初から高いスキルがあることを期待するより、試行回数を回し続けることの方が重要です。その積み重ねが、あとからスキルを連れてきます。

Webサイトを育てるとは、結局のところ、意味のある改善を止めずに続けることです。その覚悟を持てるかどうかが、成果の差になります。

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