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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
今回は、中小企業がWebやITを使いこなせるようになるための「最初の一歩」を整理します。派手な改革や大きな投資に見える話ほど目を引きますが、実際に前へ進みやすいのは、もっと地に足のついた始め方です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- DXのような大きな号令より、目に見えて楽になる小さな導入の積み上げが効くと分かる。
- 電話対応、FAX、資料共有、問い合わせ導線など身近な工程から変えると苦手意識がほどけると見えてくる。
- ツールは後でつながる前提で選び、導入理由と結果を社内で共有することが重要です。
- 会社が柔らかくなると現場から提案が出始め、WebやITが自走しやすくなると分かる。
最初から全社改革を狙わない
WebやITが苦手な会社ほど、最初に大きく変えようとしてしまいがちです。ただ、そこから入ると止まりやすくなります。
大きな変革は組織ほど失敗しやすい
いきなり全社の仕組みをひっくり返す、DXだから一気に変わる、といった進め方は現実に乗りにくいです。特に部署が分かれていて、役割も文化もそれぞれ違う会社では、急な方針転換ほど反発を招きます。CRMやSFAや自動化を一気に入れるような提案は見栄えはしますが、現場がついてこなければ長続きしません。
受け身で待つ姿勢も前に進まない
一方で、いつか自社にぴったりの仕組みがどこかから出てくるだろう、と思って待っているのも危険です。会社は経営者だけで変わるものではなく、現場も一緒に変わらなければ動きません。だからこそ、最初の一歩は受け身ではなく、自分たちで小さく踏み出す必要があります。
小さな導入で会社を柔らかくする
中小企業にとっておすすめなのは、分かりやすい一箇所だけを先に変えるやり方です。小さな成功が積み上がると、会社全体が少しずつ変化を受け入れやすくなります。
電話やFAXのような身近な工程から始める
たとえば、電話で受けた問い合わせを受注情報と結びつける、同じ相手からの電話で過去の履歴を見やすくする、FAXをインターネットFAXへ変える、写真や資料をクラウドで共有する、ホームページから問い合わせが来るようにするといったことです。こうした一工程だけの改善でも、現場の負担はかなり変わります。
難しさより便利さを体で知る
一箇所でも変わると、WebやITは思ったより特別なものではない、と感じられるようになります。営業やマーケティングの考え方自体は、オフラインと大きく変わらないことにも気づきやすくなります。手作業が減り、仕事が少し楽になる体験が入ると、苦手意識は一気に下がります。
導入と同時に社内の知恵を残す
小さく始めると言っても、行き当たりばったりでよいわけではありません。後からつながる設計と、社内に知見を残す進め方が欠かせません。
後でつながる道筋を先に描く
個別に入れるツールも、後で結合できる前提で選んだ方が安全です。今は別々に見える改善でも、あとで情報をつなぎたくなる場面は必ず出てきます。最初からその道筋を意識しておけば、後になって総入れ替えする痛みを減らせます。
丸投げせず理由と結果を共有する
一番避けたいのは、外に丸投げして、できあがったものだけを使う形です。それでは、なぜ導入したのか、何が改善されたのか、なぜうまくいったのかが社内に残りません。担当者や関係部署の責任者が、理由とプロセスと結果を共有していくことではじめて、次の改善へつながる土台ができます。
自走する瞬間を待つ
こうした積み上げを続けると、ある時点から会社が勝手に前へ進み始めます。そこまでは地ならしですが、その先は一気に加速します。
現場から提案が出始めると流れが変わる
今まで何も言わなかった部署から、こういう仕組みはできないか、このツールを試してみないか、計測できないか、といった話が出始めたら流れが変わった合図です。会議の中で自然にWebやITの話題が出るようになれば、会社はかなり柔らかくなっています。ここまで来ると、中小企業の持つ足の速さや柔軟さが活きてきます。
大失敗を避けることが次の挑戦を守る
中小企業にとって怖いのは、大きな投資に失敗して、社内全体がWeb嫌いになることです。一度そうなると、その傷は何年も残ります。だからこそ、もし失敗しても再挑戦しやすい規模から始める方がいい。小さな成功を重ねるやり方は、前に進むためだけでなく、嫌いにさせないためにも有効です。
まとめ:最初の一歩は小さく、でも設計は大きく
中小企業がWebやITを使えるようになる第一歩は、最初から全社改革を狙うことではありません。まずは一箇所、目に見えて変化が分かるところから入り、現場が便利さを体感し、理由と結果を社内に残していくことです。
その積み上げが会社を柔らかくし、やがて現場から提案が出るようになり、自走が始まります。小さく始めることは遠回りではなく、結果として最短距離になりやすい。そんな考え方・方向性でWebやITの導入を考えると、最初の一歩はかなり踏み出しやすくなるはずです。
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